ケースワーカーさんより | ただの日記

ただの日記

アラカンになりました。
日々のこと、義家族のこと、趣味の着付けやヨガのこと
書き殴っています(笑)

GWの次の週末、

BTS推しの友人と半年ぶりに

新大久保へ。






グッズやコスメのお店を巡り

韓国料理にマッコリ

新大久保を満喫しているとき

母からの着信があった。



いやぁな予感しかない。滝汗

友人のタバコタイムに折り返し。  



そうなの、

折り返さなきゃいいのに、

気になるのよ。

で、出た母は開口一番、



こんなとこ、

出てやる!



と、絶叫 アセアセアセアセ



あぁ、こうきたか。

今までのとても楽しかった時間が

一瞬で重い気持ちに切り替わる。



なに? どうしたの?



わざと呑気な声で聞くと、、


 

この前、和菓子職人にあげた

4枚のシャツなんだけど、

もう1週間経つのに着たところを

1度も見てないのよ。

だから、本人が良いと言うから

部屋のタンスを開け見てみたら

あげたシャツが入ってないの!



そしたら、職員が来て

個室に入った事を怒るのよ。

年寄りだと思ってバカにしてんのよ!



洗濯してるんじゃない?

人から貰ったものは洗ってから

本人に渡すでしょ?



そんな気が効くとこじゃないわよ!

ここは!!!

もうこんなとこ嫌!

一人暮らしに戻りたい。

だって、買い物一人で行けてたし

また出来るわよ!

帰れる家があるんだから!!



あんなに大きな声で

喚き散らしてたら

いくら個室とはいえ

職員さんに聞こえてるなぁ。。



と、思いつつ、、

わざと呑気な声で、



分かった、今日は土曜日で

事務長さんはお休みだから

月曜日に電話してお願いするね。



あら? 今日は土曜日なの?



そうよ、だからお休みだから

昼間でも電話してるんじゃん。



あぁ、そっかそっか。



と、ここで母は高笑いしてごまかす。

この笑ってごまかすのも

認知症の症状とのこと。



その他にも、

仲の良い車椅子のお婆さんの

お世話をしていたら、

職員さんに怒鳴られた。等など



延々に続きそうな電話を



あ! 宅急便がきたから

またね〜



と、電話を切った。





そして3日後、、

特養のケースワーカーさんから

LINEあり。



折り行って話があるので17時以降に

遅くても良いので電話下さい。



もう、ドキドキして

仕事が手につかない。



母は3階から2階に移ってから

職員さんの悪口ばかり言っている。

ムキになって悪態をついたり

口答えもしているようだ。



最悪な事も頭をよぎる。



17時過ぎ、会社の裏の駐車場で

急いで電話をした。

呼出音を聞く瞬間、心臓バクバク

汗だらだらアセアセアセアセ



入所前相談からお世話になっている

40代半ばの事務長でもある

男性ケースワーカーさんは

穏やかな口調で、、

いろいろ話して下さった。



まず、今回の元菓子職人への

洋服をあげた件。



やはり、、

入居者同士の物のやり取りは

今回のみにして欲しい。

とのこと。



平謝りしつつ、

いろいろ状況を聞くと



あげた洋服は4枚ではなく1枚のみ

もうそこから母の話とは

食い違っている。

もしかしたら残り3枚は

職員がそっと戻したのかも。。



そして、たんすが空だったのは

その元菓子職人は認知症で

汚れたオムツを箪笥に隠すので

衣服は職員側で全て管理をしている

とのこと。



そして、職員が見た時は

母が元菓子職人を

勝手に着替えさせていたそうな。



また、別のお婆さんの車椅子を

勝手に押したりするので

そこも職員さんが注意をした。



そっか、、元菓子職人は

認知症だったんだぁ。。



こう言っては悪いけど、、

元菓子職人も認知症でよかった。



もし認知症でなかったら、

あの喜怒哀楽が烈しく

ハイテンションで同じ話ばかりする

あの母の話し相手は地獄だろう。



そして、勝手に着替えさせたり

車椅子を押したり、、

そりゃあ職員さんも注意するよね。



決して、母曰く

年寄りだから馬鹿にしている

ということではない。



とにかく、汗を拭き拭き

平謝りを繰り返し

駐車場で何度も一人頭を下げた。



会社の人が誰も帰社しなくて

今から思えば本当に良かった。



端から見たら、相当なトラブルに

巻き込まれてるように見えただろう。



幸いにも、恐れた退所の話は出ず

今回は注意のみで済んだ。



次回施設に行く際は

事務室とユニット職員さん用に

2個菓子折りを用意しなくちゃ。



やんちゃだった次男も

よく高校に呼び出されたけど、、

注意を含めたら、次男以上に

母は注意を受けている。



いつか、この注意の電話にも

慣れる日が来るのだろうか?



母に私から言っても

何も改善されないし、

却って絶叫されるのみ。

認知症ってホント厄介だ。