兵庫県小野市で、
市福祉給付制度適正化条例案が4月から始まりました。
生活保護や児童扶養手当を受ける人たちがパチンコやギャンブルなどに浪費しているのを見つけた市民に通報を義務づけるというものです。
罰則はなく、通報された方にはケースワーカーが派遣され、生活の改善の相談にのります。
蓬莱市長がどうしてこの条例を作ったのかとても考えさせられました。
「福祉給付制度の信頼性を回復する」
「後手にまわらず先手をとる」
市長はおっしゃっていました。
「福祉給付制度の信頼性を回復する」
今回この条例の可決に際して、マスコミや受給者の一部は「受給者の肩身がせまくなる」「生保の人権侵害」と批判しました。
でも、生活保護受給者の肩身を狭くしているのは何なのか。
不正受給者です。
不正受給者のせいで生活保護受給者の全体が批判的に見られることになるんだと思います。
現在「なまぼ」という言葉が流行るほど、生活保護への関心は高まっています。その大半が批判的ではないでしょうか。
私たちが一生懸命働いて支払う税金で楽して贅沢をしている不正受給者たちが多いから。
私は職業柄、たくさんの生活保護受給者を知っていますが、中にはこんな方がいました。
どうして病院から栄養剤をもらっているんですか?という質問に対して
「お金がないので、食事が1日1食しかとれないからです。」
食事を買えないから、医療費が無料なのを利用して栄養をとっている…
最低限度の文化的な生活が送れているとはとても思えません。
本当に補助を必要としている受給者が批判的に見られることは可哀想なことです。
だからこそ不正受給者の根絶をしなければならない。
この条例が積極的に行われれば、
小野市にいる生活保護受給者は
浪費せず本当に補助が必要な人なんだなって思ってもらえます。
みんな優しくなれる。
もう一点、
不正受給者を見つけた人達は、
「不正が目の前にあるのに、何もできない」
ほとんどの人はそう思います。
それを市に報告することができる。
義務だから罪悪感もほとんどなく、通報できる。
不正を市民一人一人が改善できる条例です。
これは生活保護受給者を排除するための条例ではない。
不正受給者を排除し、生活保護受給者を守る条例だと思います。
「先手をとる」について
小野市は兵庫県の中で2番目に生活保護受給者が少ない。
少ないけれども今後を考えて条例をつくる。
それは公務員も意識改革のためもあるそうです。
行政は何をやっても給料がかわらないので、無理をしないと市長はおっしゃっていました。
行政の意識改革が必要だと。
さすが民間出身です。
尊敬。
東京都にもこの条例欲しいです。
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