身勝手小説
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星の石と星の意思 その1

エヴォル城  -城内-




「発掘現場にお出かけに?」


初老の男性が、廊下で高そうな衣服を身にまとった、剣を腰に携える青年に話しかける




「先日巨大オーパーツが発見されたというのでね・・・一応王家に責任監督の義務があるし」


青年は歩きながら男性へ返答をする




「しかし・・・現場に王子が行く必要など」




「そういうなよ・・・どうせ第3王子にはほとんど権限なんて無いんだしさ・・・」




くるっと振り返り、男性の顔を見ながら


「今回俺が自分で見つけた古代遺跡だ・・・最期まで俺がやりたいんだ」






<第1話> 石




「これが・・・オーパーツか・・・」




荒野の発掘現場に埋もれていた大きめな建造物


人が3~4人、入ることが出来るくらい大きな小屋のようなもの


それを見ながら王子は発掘現場に佇む




「バルト様、あまりお近づきにならぬよう・・・危険ですので」


発掘現場の監督者と思われる男が王子に近づく




「あっと・・・ごめん・・・そうだね」


バルトと呼ばれた王子は振り返りつつ、一歩オーパーツから離れる


その時、足元に転がる石と石碑に気がついた




「ん・・・?これは??」


石を拾い上げながら、石碑に目を通す


古代文字で書かれた文章はもちろん読むことは出来ない




はずであった




「【エル・・・バイル・・・ディム・・・セグモ・・・?】何かの呪文か?」




そう口にした瞬間、背を向けていたオーパーツから光が発生する


【プログラム・・・キドウ・・・トランスポート・・・オン】




同時に、バルトの持つ石が光り始め、


すぐさまに光が強くなり・・・その光がバルトを包み込むとともに・・・




バルトがまぶしさから瞑った目を開くと


そこは自分の見たことも無いような巨大建造物の並ぶ町並みだった