Ibanez SEW761MCWのフレット仕上げに入って行きます。



先にトラスロッドで平均的にストレートを出して、3フレットづつ高さを確認して出っ張っている所を削って行きます。
差金を左右に揺らすとカタカタ言うので真ん中のフレットを削ってカタカタ言わない様にします。
これで大きな出っ張りは引っ込めたので、次に全体を擦り合わせして行きます。

このギターは0〜24フレットまで指板Rが変化しないストレート(円柱イメージ)なので真っ直ぐにストレートヤスリ棒(先ずは600番)を当ててフレットと垂直に削って行きます。

コンパウンドラディアスと言う0フレットから24フレットにかけて指板Rが緩やかになる様に変化する指板(円錐イメージ)は弦の軌跡に沿って「ハの字」に削って行きます。



フレットの頭にあらかじめマジックを塗っておき、全体を削ると次は低い場所のマジックが削れずに残るので、その低い場所のマジックの頭が少し削れる位まで全体を削って行きます。

削り終わったら再度定規で1弦〜6弦辺りの位置のストレートを見て全て隙間無しに仕上げます。



部屋の電気を消して後ろから照明を当てると分かりやすいです。
ネックの接合部あたりから最終フレットまでのみなだらかに僅かに勾配をつける様に削る場合もありますが、当方は古いヴィンテージギターや状態の悪目のギターにこの手法を用いることが有ります。
そこに勾配を付けることによってトラスロッド調整で捻れたりした場合でも音詰まりが解消されやすくなります。
明らかに挙動不審な場合は指板修正から勾配を付けたりします。

次回は削って頭が平らになったフレットの角を取る作業から始めますm(_ _)m