サカナのアルバム聴いてますよ~。今回オリコン1位取りはったとか。昨年からたくさん仕事してたもんなぁ。すごい。
そんなノリにノってる6thアルバムですけども、この作品からはいわゆる "入門編" 的な雰囲気は感じなかったですいい意味で。個人的には結構地味でミニマムな世界だなぁと思いました。とはいえ、サカナクションを知らない人やロックを聴かない人に向かないアルバムということでは全く無く、むしろどんな人でも楽しめる可能性を持っているという、なんとも不思議な作品です。
なぜどんな人でも楽しめそうかというと、メロディーになじみやすさがあるから。日本の童謡や歌謡曲みたいななつかしさがあるのです。いままでもそうだったように思うけれど、今回は特に際立ってます。それだけ曲もストレートでシンプルなものが多いです。
もう一つの特徴はアルバムの曲順。作品自体がクラブのセットリストのような作りになってます。M3「夜の踊り子」までがひとつのピークで、M4「なんてったって春」はそのペアみたいな存在。M5「アルデバラン」はベース音につながりがあるものの、フロアは一旦落ち着きそう。M6、M7と徐々にBPMを上げていき、M8「Aoi」でふたたび盛り上げる。最後はM14「朝の歌」で夜明けを迎えると。
一郎さんが曲順に関わっていないときいてびっくり。最初聴いた時は単調かなと思っちゃいましたが、聴き応えのある素晴らしいセットリスト、いや曲順だと思います。
個人的にあついのは、M2「INORI」とM10「映画」とM12「mellow」。
「INORI」はとにかくかっこいい。これを聴いてひとりテンションを上げてる自分がかっこいいって思えます。笑
「映画」はシングルに別バージョンが収録されていたのですが、そこからの化け方にびっくり。家の中で鳴る音がサンプリングされる過程が1曲に収まっていて面白い。一郎さんのちょっと音質が落ちた?ボーカルも好きですね~(モノラルなんやっけ?)。
「mellow」はサカナクションのダブステップ。今までなかったのに、すごくサカナクションらしい。日本語乗せるの難しいだろうなぁ。でもすごく美しい仕上がりです。もっとダブステップの曲作って欲しいなぁ~。
なんやかんや書きましたが、ライブでみたらまた印象変わりそうな懐の大きい曲ばかり。再来週が待ち切れない!
写真右側の若ちゃんについてはまた後日。
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