さて、エリザベト音大に保管されている

フォルテピアノ、アントントマシェクですが

修理、調整が少しずつ進んでいます。

青い付箋はアクションからの雑音がある鍵盤

赤い付箋は音質に課題がある鍵盤

レットオフの調整

ハンマーが弦に対して1㎜程度

ハンマー整音

革とフェルトが溶剤で固まっているのを

ほぐします

発音時、カチッと雑音する原因はこれでした

回転軸に亀裂が入っています。

樹脂を注入します

本体側のペダル支え棒取付が変形し、針金で応急処理されています

バーナーで熱し、形状を整えてます



噛み合わせ確認

支え棒全体

本体に固定

バックチェックが3つ紛失していたので、ヤマハのバックチェックをアレンジして製作

取付。形状は違いますが機能的に問題無し

整音中、ハンマーの革が避けてしまいました


新たな皮革に張り替え

当然ながら周りと音質が合わないので、

他の鹿革、ナメシ、検証が必要ですね。チュー


ドイツ🇩🇪メーカーに注文していた

フォルテピアノ用のT型チューニングハンマーが入荷しました

チューニングハンマーとの相性が不明なので3サイズ

断線対策として、フォルテピアノ専用のアイアンワイヤー5種類準備

0.701、0.740、0.781、0.825、0.871


そもそもの目的はコンサートです


6/29にトマシュリッテル氏

このフォルテピアノでソロコンサート開催予定です


知る人ぞ知る、

ショパン国際ピリオド楽器コンクール

第一回の優勝者です。