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新製品がAmazonにない!電子辞書2017年春モデルに異変
2017年、電子辞書のマーケティングにおいて、異変と言っては大げさかもしれないが、ちょっとした変化がある。
見方によっては、たんに電子辞書というニッチ製品の出来事ではなく、大手メーカーによる通販戦略の変化と捉えることもできる。
これから電子辞書を購入しようとしている学生や社会人はもちろんメーカーのマーケティング担当者に向けてその変化を記事にする。
どんな「変化」「異変」であるか。
表面に出たことで言うと、このブログの表題にもあるとおり「新製品がAmazonにない!」だ。
なんてことはない。
ここで、電子辞書という製品の発売・販売における背景を簡単に説明する。
電子辞書は、数年前までカシオ、シャープ、セイコーインスツル、キヤノンの4社でマーケットをシェアしていた。
その後、セイコーインスツルが撤退。キヤノンも新製品の発売がなく、昨年より、カシオとシャープのほぼ2社の市場となっている。
圧倒的なシェアのカシオにシャープが追随する格好だ。
高校生も電子辞書を使う昨今は、メーカー各社は、入学シーズンにあわせてその年の春モデルを発売する。
今年も、カシオとシャープからは、2017年春モデルが発売される。
毎年、収録する辞書や機能性が更新されるので最新モデルがはやり売れ筋だ。
2017年春モデルも、例年どおりに、昨年末から今年はじめにメーカーより新製品発売のニュースリリースが出た。
カシオは1月20日または2月10日より発売。シャープは1月19日または2月9日より発売。
例年であれば、1月末にはAmazonで販売または予約受付がはじまっている。
今年、シャープは全新製品の予約受付は例年通りにはじまった。カシオは全新製品の予約受付開始が大幅に遅い。
カシオの1月20日発売製品は、さすがに本日2月1日には発売になっているが、発売日以降もしばらく一部商品しか製品検索でヒットしなかった。
カシオの2月10日発売製品(XD-G20000とXD-G9800)は本日時点では、製品検索にヒットしない。
一方、カシオの2017年春モデルは、ヨドバシカメラやビックカメラの通販サイトでは早い時期から製品が並んでいる。
新発売製品の販売において、家電量販店に便宜をはかった格好だ。
(発売時期を過ぎても店舗に並ばない、または、店舗仕入れがリクエストするにも関わらず納品しない、または、納品を条件に契約などすると独占禁止法に抵触しそうだが、この程度では、企業間の駆け引きの範囲内のようだ。)
カシオ、XD-G新シリーズの電子辞書「XD-G4800」(高校生向けタイプ)他、発売を発表
カシオは、電子辞書「エクスワード」ブランドの13機種を新たに発売する。
2017年1月20日より。価格はオープン。
カシオは、例年1~2月にその年の春モデルとして新シリーズのラインナップを発表しているが、今年は「XD-G」シリーズとなった。
今年の新シリーズのラインナップ発表には、小学生向けモデルはなかった。
「XD-Y」シリーズまであった、「生活・教養モデル」はなくなり、代わりに「生活・ビジネスモデル」がラインナップに加わった。
今年のラインナップを大別すると、学生向け2機種(高校生モデル・中学生モデル)、生活・ビジネス1機種、プロフェッショナル1機種、外国語8機種、理化学1機種となる。
発表の13機種
今回、発売発表の13機種の型番と電子辞書タイプを以下に。
XD-G4800 高校生向け
XD-G3800 中学生向け
XD-G8000 生活・ビジネス
XD-G20000 プロフェッショナル
XD-G9800 外国語・英語
XD-G7100 外国語・ドイツ語
XD-G7200 外国語・フランス語
XD-G7300 外国語・中国語
XD-G7400 外国語・イタリア語
XD-G7500 外国語・スペイン語
XD-G7600 外国語・韓国語
XD-G7700 外国語・ロシア語
XD-G9850 理化学
「XD-G」シリーズの特徴
2016年「XD-Y」シリーズで搭載した、英語学習におけるボキャブラリー、リスニング、スピーキングの学習進捗を確認できる新機能「イングリッシュ・トレーニングジム」を発展。
2017年「XD-G」シリーズでは、学習プランで英語が学べる「ジムトレプラン」を搭載。「高校英語の総まとめ(ボキャブラリー編)」「短期間で英会話フレーズをマスター(基礎編)」など、学習目的に適したコンテンツを組み合わせたプランを用意。
英会話スクールや予備校等などでおこなうプログラム学習同様のステップ・バイ・ステップ学習ができる。
英語の発音判定機能も強化。単語だけでなく文章の判定にも対応した。対応コンテンツの英語文章を録音すれば、音読時間/脱カタカナ英語度/子音の強さ/メリハリ/なめらかさの5要素に基づいて採点し、レーダーチャートで視覚的に結果を表示する。
スマートフォン・タブレット用アプリ「クラブエクスワード」との連携も特徴。
アプリを介して、電子辞書による学習進捗状況を友達同士や学級単位で共有できる。また、動画コンテンツなど追加コンテンツも利用できる。
さらに今回、電子辞書で何度も調べている単語を、苦手な単語としてリストアップする機能を追加している。
【参考資料】
新機能“トレジムプラン”を搭載。
自分に合った学習プランで英語を学べる電子辞書。
スマートフォンやタブレットとの連携も拡充
- 2017年 - ニュースリリース - CASIO( http://www.casio.co.jp/release/2017/0112_ex-word/ )
→「くらべて.com」の電子辞書「一覧比較」の記事
→「くらべて.com」の電子辞書「メーカー情報」の記事
→「くらべて.com」の電子辞書「独断的オススメ」の記事
シャープ、2017年春モデルとしてカラー電子辞書4機種11モデルを発売
シャープは、カラー液晶搭載の「Brain(ブレーン)」ブランドで、新たに電子辞書4機種「PW-SB4」「PW-SA4」「PW-SH4」「PW-SJ4」の発売を発表した。
「PW-SB4」「PW-SH4」は2017年1月19日より発売。「PW-SA4」「PW-SJ4」は2017年2月9日より発売。すべて価格はオープン。
発表の4機種
●PW-SB4:大学生・ビジネス
●PW-SA4:生活・教養
●PW-SH4:高校生向け
●PW-SJ4:中学生向け
昨年12月、このブログでは、今回この記事とほぼ同じタイトル(「シャープ、2016年春モデルとして~」)で記事をポストしている。
【参考資料】シャープ、2016年春モデルとしてカラー電子辞書4機種11モデルを発売( http://ameblo.jp/kurabete/entry-12109646290.html )
つまり、2017年春モデルの製品ラインナップは、昨年同様。2014年から始まった春モデル(「PW-SB1」「PW-SA1」「PW-SH1」「PW-SJ1」)は、今年で4回目のバージョンアップを迎える。
製品番号の末尾をバージョンナンバーとして製品リリースしていくようだ。
今年のバージョンナンバーは「4」。毎年の製品番号が似ているだけに、購入時は新旧モデルを間違えて買わないようにしたほうがいい。
2017年春モデルの特徴は、キーボードのキーが従来比1.7倍に大きくなったこと。また、調べた単語が自動的に英単語帳になる機能が追加されたことだ。
旧バージョン同様、キーボードを背面に隠し、ディスプレイとタッチペンだけでタブレットPCのような使い方もできる(従来式と2WAY利用可能)。
キーボードはデザインを刷新。キーとキーの間のスペースをなくして1つ1つのキーが大きくタイピングしやすくなった。音声キー、スピーカー音量、マイクなど音声関連アイテムをキーボード左下にまとめ英語学習に重要な音声操作がかんたんになった。
調べた単語が自動的に英単語帳になる機能だけでなく、英語学習者向け機能を充実させている。
英語学習の総合メニュー「Brain English」を用意。「書く・話す」「聞く・読む」「覚える」「試す」などの目的別メニューから英語力を高めるコンテンツ・機能を利用できる。
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