当初の予定よりも遅れて 1/15、Fedora 18 の正式版が公開されました
早速 ISO イメージファイルを入手し、KVM のゲスト OS としてインストールしました。

(*) Fedora 18 をインストールした経緯についてはこちら

1. ISO イメージのダウンロード

日本時間の 15日 15:00 には BitTorrent から ISO イメージがダウンロード可能となっていました。
# 遅くとも 13:30 には公開されていたようです。

http://torrent.fedoraproject.org/」のリンクから 64bit 版 (x86_64) を KGet でダウンロードしたところ、4.3 GB のダウンロードに約1時間かかりました。

ダウンロード完了後も他の方のために3時間ほどオープンにしておきました。

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2. 仮想マシンの作成

仮想マシンの作成には「仮想マシンマネージャ」(KDE では「システム」メニュー配下) を使用しました。

KVM は qemu-kvm を使用しています。

作成した仮想マシン
CPU2(CPU 情報はホストをコピー)
メモリ4,096 MB
ストレージ32 GB(全量割り当てなし)
ネットワークNAT
キーマップja

3. Fedora 18 インストール

Fedora 18 ではインストーラがいつもの Anaconda ではなくなっていました。
Anaconda が刷新され、インストーラの UI が大幅に変わっていました。

3.1. 仮想マシンの起動

仮想マシンを起動すると、インストーラの起動画面 (インストーラ起動オプション指定画面) が表示されます。
ここではそのまま Return (Enter) キーを押します。

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3.2. 言語設定とインストール概要

インストール言語を指定して「続行」ボタンを選択すると「インストール概要」画面 (以下、インストールメニュー) に遷移します。

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インストールメニューで警告マーク (黄色い三角) が出ている項目を入力/修正すればとりあえずはインストールできるようです。

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ここでは「ストレージ」-「インストール先」のみが警告となっていますが、全項目の内容を確認してみました。

3.3. 日付と時刻

「地域設定」-「日付と時刻」項目です。
デフォルト (初期値) で「Asia/Tokyo タイムゾーン」でした。

インストールメニューに戻る場合は、左上の「完了」ボタンを選択します。

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3.4. キーボード

「地域設定」-「キーボード」項目です。
「English (US)」となっていたので「Japanese」に変更します。

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3.5. インストールソース

「ソフトウェア」-「インストールソース」項目です。
ネットワークインストールを行う場合はここで指定します。

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3.5. ネットワーク設定

「ソフトウェア」-「ネットワーク設定」項目です。


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3.6. ソフトウェアの選択

「ソフトウェア」-「ソフトウェアの選択」項目です。
初期状態は「GNOME デスクトップ」ですが、個人的な趣味で「KDE Plasma デスクトップワークスペース」に変更しています。

(*) 「KDE Plama デスクトップワークスペース」はスペルミスですね。

20130116_09.png 20130116_10.png


変更後「完了」ボタンを選択すると依存関係チェックが走るため一時的に「ソフトウェア」項目に警告マークがつきますが、チェックが終わると解消します。

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3.7. インストール先

「ストレージ」-「インストール先」項目です。
Fedora 18 をインストールするディスクのみを指定した場合、「自動パーティション設定」となります。

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自動パーティションの内容は、「続行」ボタンを押して表示される「インストールオプション」ダイアログで「代わりにディスクのパーティション設定をカスタマイズさせてください。」にチェックを入れて「続行」ボタンを選択し、次の画面で「ここをクリックすると自動的に作成します」リンクを選択すると確認できます。

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20130116_15.png 20130116_16.png


必要に応じてこの画面からパーティションを変更します。

3.8. インストールの開始

インストールメニューの全ての警告が解消すると、「インストールの開始」ボタンを選択可能となります。

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「インストールの開始」ボタンを選択するとインストールが始まります。
インストールと平行して「root パスワードの設定」を行う必要があります。

20130116_18.png 20130116_19.png


# パスワード設定後のアイコンがなぜか表示されません。。。

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3.9. インストール完了と再起動

root パスワードを設定し、インストールが完了すると右下に「再起動」ボタンが表示されます。

# ここではパスワードのアイコンが表示されてました。。。

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4. インストール完了後の設定

4.1. ようこそ

再起動すると「ようこそ」画面が表示されるので「進む」ボタンを選択します。

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4.2. ライセンス情報

ライセンスを確認し、問題なければ「進む」ボタンを選択します。

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4.3. 一般ユーザの作成

通常利用するユーザの情報を入力後、「進む」ボタンを選択します。

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4.4. 日付と時刻

必要に応じて NTP サーバを追加/変更して「終了」ボタンを選択します。

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5. 動作確認

5.1. ログイン

ログイン可能なことを確認します。
ここでは KDE でログインしています。

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5.2. WARNING

ログイン直後に下記 WARNING が出ていました。
現在未調査です。

2013/1/18 追記
アップデートにより再現しなくなりました。


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[ END ]