CheckStyleプライグインを使用していると、まれに次のような警告が発生することがあります。
  ・File contains tab characters (this is the first instance).
  ・Line has trailing spaces.
それぞれ、
  ・TAB文字が含まれている。
  ・行の最後に不要なスペースが存在する。
ことを意味しています。
(*) CheckStyleプラグインの詳細については こちらこちら をご参照ください。

このような警告を、その都度手で修正していくのは結構煩わしい作業です。
そこで登場するのが AnyEdit tools プラグイン です。この plug-in は TAB文字をスペースに変換する機能や、行の最後に存在するスペースを自動削除してくれます。

AnyEdit toolsプラグインも updateサイトを公開しているので、「新規ソフトウェアのインストール」メニューからのインストールをおこないます。
(*) インストールの詳細は「Eclipse プロパティエディタプラグイン (CentOS 5.4 64bit) 編 」の「1. updateの登録」「2. インストール」を参照してください。

1. updateサイトの登録

ロケーションに「http://andrei.gmxhome.de/eclipse/」を指定して updateサイトの登録を行ってください。
赤び~の備忘録-02_AnyEdit2
接続テストで問題ないことを確認できればOKです。

2. インストール

「ヘルプ」-「新規ソフトウェアのインストール」から「Any Edit ツール」を選択します。
赤び~の備忘録-03_AnyEdit3
「Eclipse 3.3 - 3.5 plugins」-「AnyEditTools」をチェックし「次へ」を選択、インストールを最後まで完了させてください。
その後の -clean オプション付再起動を忘れないでください。

3. 動作確認

Eclipseの再起動後、「ウィンドウ」-「設定」メニューから「設定」画面を開いてください。メニューに「一般」-「エディター」-「AnyEdit ツール」が追加されていればインストールは成功です。
赤び~の備忘録-04_AnyEdit4

ファイル保存時に TAB文字の自動変換や行末尾スペースの自動削除を行いたい場合は、「自動変換」タブの「タブ - スペースの変換」項目と「末尾の空白を除去」項目をチェックしてください。

この設定を行った後に該当ファイルを保存すると、自動的に前述の警告がなくなります。

保存前
赤び~の備忘録-01_AnyEdit1

保存後
赤び~の備忘録-06_AnyEdit6

4. ファイル比較時に TAB文字/スペースを無視する

この状態でリポジトリと差分比較をすると、差分比較ツールが自動変換されたスペースの箇所を大量に差分として検出してしまい、重要な変更箇所を見つけにくい (最悪、見落としてしいまう) ことがあります。
この問題を回避するために、比較ツールでは TAB文字やスペース文字を無視する設定を行います。

「設定」画面を表示し、「一般」-「比較/パッチ」メニューを選択してください。
赤び~の備忘録-07_AnyEdit7

「一般」タブに「空白を無視」項目があります。
この項目をチェックすることで、差分比較時に TAB文字/スペース文字が対象外となります。

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