DTP (Data Tools Platform) プラグインは、Eclipse 上から GUI で DB操作 (参照や更新、レコードの追加・削除) を行うためのplug-inです。
Eclipse IDE for Java EE Developers には標準で入っているため、インストールをすることなく使用可能です。

1. JDBC Driver の入手

DTP を使用するためには、PostgreSQL 用の JDBC ドライバの入手と接続設定が必要となります。

PostgreSQL JDBC Driver サイトから「Download」リンクを選択してください。
2種類 (JDBC3/JDBC4) の JDBC Driver がありますが、現在使用している OpenJDK のバージョンは 1.6 ですので JDBC4 向けの JDBC Driver をダウンロードします。
本日時点の最新バージョンは postgresql-8.4-701.jdbc4.jar でした。

2. JDBC Driver の配置

入手した JDBC Driver を任意の場所に配置します。
今回は、~/eclipse/lib ディレクトリを作成し、その配下に配置することとしました。
$ mkdir ~/eclipse/lib
$ mv postgresql-8.4-701.jdbc4.jar ~/eclipse/lib/

3. 接続設定

「ウィンドウ」-「設定」メニューから「設定」画面を開き、左メニューから「データ管理」-「接続」-「ドライバー定義」を選択します。
赤び~の備忘録-12_pgJDBC1

「追加」ボタンを選択すると、「新規ドライバー定義」画面が表示されます。
この画面で、PostgreSQL 8.4 用の接続設定を定義します。

最初に「名前/タイプ」タグの「使用可能なドライバー・テンプレート」項目から「PostgreSQL JDBC ドライバー」を選択します。多くのテンプレートが存在しますが、「ベンダー・フィルター」項目で用意に絞り込むことが可能です。
また、「ドライバー名」には「PostgreSQL 8.4 JDBC ドライバー」と指定しています。
赤び~の備忘録-13_pgJDBC2

この時点で「JAR/zip が見付かりません: postgresql-8.1-404.jdbc2.jar」エラーが出ていますので、「jar リスト」タブから先ほど配置した PostgreSQL 8.4 用の JDBC Driver を指定します。
赤び~の備忘録-14_pgJDBC3

4. DTP の設定

「ウィンドウ」-「ビューの表示」-「その他」メニューから「データ管理」-「データ・ソース・エクスプローラー」を選択します。
赤び~の備忘録-15_DTP1  赤び~の備忘録-16_DTP2

データ・ソース・エクスプローラーの「データベース接続」で右クリックし、新規を選択すると「新規接続プロファイル」画面が表示されます。
「接続プロファイル・タイプ」項目で「PostgreSQL」を選択します。
「名前」項目は任意ですが、今回は「PostgreSQL」としています。
赤び~の備忘録-17_DTP3

「次へ」ボタンを選択すると、「新規 JDBC 接続プロファイル」画面に遷移します。

「ドライバー」項目に「3. 接続設定」で作成したドライバー定義が選択済みであることを確認し、接続するPostgreSQLに併せて「URL」「ユーザ名」「パスワード」の各項目を指定します。
「URL」項目は「jdbc:postgresql:[データベース名]」としてください。
(*) 「データベース」項目は任意の値で問題ありません。
赤び~の備忘録-18_DTP4

「接続テスト」ボタンを選択し、エラーがでなければ設定内容は問題ありません。
「完了」ボタンを選択すると、データ・ソース・エクスプローラーに「PostgreSQL (PostgreSQL v8.4.3)」が追加され、Eclipse上からDB操作が可能となります。

赤び~の備忘録-19_DTP5  赤び~の備忘録-20_DTP6

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