自分はアルコール依存症かも?って思ってる人って結構います。


でも病院にはいかない。

行ってアルコール依存症と診断されても認めない。


なぜって、お酒が飲みたいからです。


アルコール依存症の治療方法は、ただ一つ。
禁酒ではなく、一生飲まない断酒。


断酒ができる人って、そうそういません。

自分の意思はともかく、体や脳まで飲酒欲求してくるわけで、心とはうらはらに飲みたい気持ちは高まります。


どうやったらやめれるのか。


やめざる状況を作るしかないですね。

ペットや観葉植物を飼うとかもいいかもしれません。
酔っ払って毎日泥酔してたら、そのペットたちは生きていけませんよね。

わたしは息子がいるから飲めません。
でも前は息子の前でも泥酔してました。
しかし、このままではいかんと、酒をやめました。


そんなわたしも今年の夏に再飲酒して入院したんですけどね。


断酒して一年とかたつと、安心しちゃうんですよね。
やめれたなら、アルコール依存症じゃないかもって(笑)。
セーブきくじゃん!みたいな。


そして飲みはじめると、またまた止まらない。


結局アルコール依存症なのだと実感するんです。

だからある意味、こけてこけてこけまくった方が、自分はアルコール依存症だって気づくんだろうなと思います。

うまくいくと、余裕がでちゃって、自信にかわって、スリップにつながりやすくなる。。


もう酒なんてうんざりって思うことがおこれば、自然と飲まなくなるというか、飲むのが怖くなるんですなぁ。
それでも飲み続ける人もいますけどね。


幸いにもそれに気づけた人間は、お酒をやめられるんですよね。
自分はアルコール依存症じゃないかもって思ってるうちは、やめられないもんです。


わたしはいまだに思ったりします。
やっぱりアルコール依存症じゃないかもって。
でも飲むとやっかいごとをおこしたりしちゃうし、鬱がひどくなるし、飲まない方がうまくいくとわかったからぐっとこらえます。


まだ断酒○日…
とか言う方。
偉いんですよ。
たった○日ではなく、○日も…
なんですよ。
その日数が増えるのを、貯金を貯めるように楽しめればこれ幸い。
しかし使っちゃいけませんよ(笑)。
死んだあとに、誰かに残す貯金と考える感じかな。


孤独って方は、考えにくいかもしれません。
しかし自分にとっての貯金になるのです。
保険にも似たような。
その保険金を払うことで日々安心して暮らせる。
だから一日断酒して安心に暮らしましょう。



一日一日を考えましょう。
明日飲むかもしれない。
でも今日は飲まないでおこう。
それが毎日続けば、
立派な断酒人生。


酒を飲まないと一日一日の時間が長く感じます。
趣味を見つけること、これまた大事。
人と関わるのも大事。
趣味がない、友人もいないって人は、AA(断酒会)に出るとか。
AAはアルコール依存症で悩んでる人の集まりです。

でも、みんなほんとはアルコール依存症じゃなく、アルコール依存症になった原因のひとつ、心の病を持っています。

だからこそ分かち合うことができると思います。


わたしはAAは宗教っぽくて苦手ですが、行ける時には行くようにしてます。
そこでなにがあるわけでもないんだけど、飲んでないよって誰かに伝えたり、伝えてもらったりすることが小さな励みになったりもするわけで。


悩んでるのは自分だけじゃないってことがわかるというか。。


孤独って、恐ろしい。

孤独じゃないって気づくのは難しい。

人はたいていの場合、一人で生まれて一人で死んでいく。

だけど一人で生きていくわけではない。
一人で暮らしていても、完全にまわりを無視して生きるわけにはいかない。
買い物しなきゃご飯も食べられないしね。


あなたは孤独じゃない。
わたしも孤独じゃない。
きっと、寂しいだけ。
『今』が寂しいだけ。
ずっとじゃないはず。