育児ノイローゼ～発達障害～ADHD

我が子はADHD。多動障害。
に、知的障害もややあり。
IQにすると、半年～一年遅れている。


多動は本当に疲れる。
2～3歳が一番ひどかった。
手をつないでいる時にいきなり駆け出すので脱臼する。
車に飛び出す。
店の従業員入口に走り込む。
なにをしてもどこに行ってもあたふた。

2～3歳はそんなもの、と言われるたびに、自分の育児の仕方が悪いのだとせめた。


引っ越した初日に騒音の苦情。
警察まで呼ばれる。
混乱するわたしの電話に姉が来るが、息子は走りまわり、上から怒りのドンドンっという音が聞こえる。
息子を思いっきり平手打ちした。

人生で一番のびんただった。

翌朝起きたら髪の毛が切られていた。
わたしはもう限界だった。
大家から電話があり、他にも借家があるからそこにうつろうと言われ安心する。

たった半日過ごした家を引っ越す間にきた苦情は5回。
今だにチャイムやドンドンという音はびくつく。

それからしばらくして、療育センターに行った。
相談の間、センターの大の大人二人で息子の面倒を見てもらう。
医師は『この時期のこどもさんは多動と言葉の問題が多いんです。』
と言う。
一回診ただけでは多動障害とは診断できないと。
わたしの母は、多動障害と決め付けていたので、食い下がらず、センターにて調べてほしい、診てほしい、アドバイスをしてほしいと頼んだ。


その頃からわたしも精神科にかかるようになった。
息子の多動から逃げるため、水商売中でなくともつねに酒を飲んでいた。
アルコール依存症からくる離脱症状と鬱とパニック障害に悩んでいた。


息子はその後ADHDと診断され、定期的に療育センターに通っている。
グレーゾーンから、療育手帳B2級になった。


息子が障害児だということで、ショックはなかった。
むしろ安心をしたのだ。

わたしの育児のせいではなかったと。



今でも落ち着きはないが、なんとかやっていけている。
たしかに年齢とともに落ち着いてはきている。


でも今日理容室に行ってきたが、暴れる暴れる。
こっちも店員さんに気を使いイライラする。
叩きたい衝動にかられたが、叩いて直るならぼっこぼこにしてる。
叩いてもしつけにはならない。
特に息子の場合は。
怯えさせておさえつけるだけだ。

わたしはひどく父親にぶたれた。
怖くて顔色ばかり見ながら育った。
息子にはそんな風に育ってほしくはない。


少し甘やかせすぎな部分もあるが、一人っ子特有なものでもあるかなと思う。


育児ノイローゼ。

なんとも不思議なものだ。
愛してやまないのに腹が立つ。
理想と現実の違いにうんざりする。


でもやっぱり息子はかわいい。



しかし、自分の腕を信じて息子を坊主にしようとして、途中で失敗して理容室に走ったのは、ここだけの話…(゜∀゜)
すまん、しばらくがたがた坊主です。