みちのくプロレス『30周年記念大会 第1弾』2023.3.18 矢巾町民総合体育館 | モッチーのプロレス馬鹿日和

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東北に根を張る元祖ローカルプロレス団体
みちのくプロレス
今年でいよいよ旗揚げ30周年を迎えました。
50ヶ年計画も、折り返し地点。
そんな最初となる記念大会は、
旗揚げ戦を行った聖地、矢巾町民総合体育館!

試合前サイン会には、歴代のエースとも言える義経選手とメインイベントに出場するフジタ“Jr”ハヤト選手が登場!二人が並び立っているのも感慨深いです。

選手入場式では、代表してザ・グレート・サスケ選手が挨拶。本大会はコロナ禍以降最多となる、施設制限最大動員数の700人を記録しました。いよいよ、試合開始となります!






第1試合 15分1本勝負

“大瀬良泰貴 復帰戦”

橋本和樹

郡司歩

大瀬良泰貴

vs

卍丸

Ken45°

山谷林檎🍎

首の負傷で欠場していた大瀬良選手が約3ヶ月ぶりの復帰戦!ニューコスチュームで挑むオープニングマッチ。

対するBAD BOYの二人による連携も決まりますが…!

郡司選手、和樹選手のアシストもあり、最後は山谷選手をトラキアで沈め、勝利で飾る!

○大瀬良泰貴

(5分45秒 トラキア→エビ固め)

●山谷林檎🍎








第2試合 20分1本勝負

ヤッペーマン1号

ヤッペーマン2号

vs

バラモンシュウ

バラモンケイ

タッグ名(迷?)勝負数え唄。
セコンドも巻き込まれてる!

お決まりのムーヴもしっかりと決め、パウダーからの五体不満足…はキックアウトした!

2号選手のここぞで光る電光石火!

○ヤッペーマン2号

(7分6秒 ラ・マヒストラル)

●バラモンケイ







南無大師遍照金剛、新崎人生選手。

第3試合 20分1本勝負

新崎人生

vs

OSO11

みちのくプロレスでも稀なヘビー級対決。

力比べから、迫力の腕ハンマーはOSO11選手!

新崎選手は曼荼羅捻りから膝攻めへ。グラウンドでも曼荼羅捻りを決め、最後は足4の字固めでタップを奪う!

○新崎人生

(7分56秒 足4の字固め)

●OSO11

珍しい決まり手です。もしや先日引退した武藤敬司さんを意識したものか…?








みちのくプロレスを語る上で欠かせないのは、
東北の英雄、ザ・グレート・サスケ選手!

対するは…なんと!
ミスター女子プロレス、神取忍選手!

第4試合 30分1本勝負

みちのくプロレス

“30周年スペシャルマッチ”

ザ・グレート・サスケ

vs

神取忍

30周年スペシャルマッチと銘打たれた、異次元の対決。

男女の枠を超えたレジェンド同士の一騎打ちは、独特の緊張感に包まれます!

一気に掌底!打撃のラッシュ!

サスケ選手のセントーン・アトミコは自爆!!

一進一退の攻防の中、リングサイドに現れたのはバラモン兄弟…!試合に茶々を入れてきます。

スイングDDTは、一本背負いで投げ返す!!

場外へもつれ込むと、バラモン兄弟が介入!

一騎打ちを邪魔された怒りの神取選手ではありましたが、腕ひしぎを狙う!

途中バラモン兄弟の介入が入ったものの、最後まで正攻法で挑んだ神取選手。裸締め(胴締めスリーパーホールド)でタップアウト勝利!

○神取忍

(9分46秒 裸締め)

●ザ・グレート・サスケ

女子プロレス界のレジェンド、カッコいいです!
しかし、バラモン兄弟にはご立腹。

「力を貸してください。」サスケ選手が手を差し伸べると、それに応じる神取選手!

長きに渡るサスケ選手とバラモン兄弟の抗争に、強力な助っ人参戦か!?新展開!!







セミファイナルは、これもスペシャルマッチ。
嘗てみちのくの最前線を闘った、景虎選手(現:ドラゴンゲート/KAGETORA選手)と、

東北、矢巾にこの姿で久々の凱旋!
義経選手(現:SUGI選手)の特別参戦!
ラッセ選手とのトリオ結成!!

第5試合 30分1本勝負

義経

景虎

ラッセ

vs

日向寺塁

GAINA

のはしたろう

和をモチーフにしたあの頃のみちのくプロレスと、現在進行系の融合。ここに生じる時差が、空間の摩擦が夢のよう。

義経選手の華麗な空中姿勢は…!

あの頃と全く変わっていない!まさに無重力!

景虎選手も、GAINA選手相手に強烈な打撃を叩きこむ!

3人掛かりのおんぶプレス!大ピンチに陥るも…!

ラッセ選手、景虎選手の分断、アシストを受けて…

スワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュ!!

○義経

(11分28秒 スワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め)

●のはしたろう

義経選手の快勝でした。試合後はノーサイド!

そして勝利した3人はコーナーでアピール!

懐かしい空気を、感じることができました。
またいつでも、このリングに来てほしいです…!







そして、メインイベント。遂にこの時が来ました。

あの闘いの続きです。目を瞑り、集中力を高めるのはチャレンジャー、MUSASHI選手。

リングインの前、いつものように祈りを捧げるチャンピオン、フジタ“Jr”ハヤト選手。

集中と緩和。リラックスしている雰囲気もあります。いよいよ聖地でのタイトルマッチ!

第6試合 時間無制限1本勝負

東北ジュニアヘビー級

選手権試合

〈第27代王者〉

フジタ“Jr”ハヤト

vs

〈挑戦者〉

MUSASHI

※初防衛戦

昨年7月、後楽園ホールにて同タイトルマッチを行った両者。30分を超える死闘の末、ハヤト選手が本格復帰戦にして王座返り咲きという劇的な結末を迎えました。

時代も、団体も、空白の時間も。
それぞれの覚悟を背負い、闘った
あの試合から8ヶ月と18日。

チャンピオンとチャレンジャー、
立場を入れ替える形で迎えた2度目のシングル対決は、みちのく30周年旗揚げの聖地、矢巾にて。

「2022日本インディー大賞ベストバウト」にも
選ばれた至極の世代闘争・大将戦。
そのセカンドラウンドとなりました。

今回のキーポイントとなるのは、“2度目の対決”ということです。前回は前哨戦なく、いきなり激突した両者。

その後何度かタッグマッチで肌を合わせた両者。相手のリズムを掴んだことで、試合を組み立てることができます。

ハヤト選手は序盤からギアを上げずに、まずはサブミッションと脚を集中的に狙いました。

アンクルホールドから、両脚をクラッチします。

膝十字、さらにヒールホールドも狙う構え!

序盤からハヤト選手のリズムとなったところ、崩しにかかりたいMUSASHI選手!一気にエルボーを叩き込みます。

ハヤト選手もすかさず応じる!

ここから、ギアを上げていきます。
ロープ際での串刺しヘルム!

追撃はカウンターで捕獲してのエクスプロイダー!

ノータッチトペ・コンヒーロから、リング上に戻して2段階式の顔面ドロップキック!

時間は経ったといえ…ウィークポイントである膝!一気に仕留めにかかります、気迫迫る表情!

ハヤト選手も体勢を入れ替えると、チキンウィングアームロックから腕ひしぎ十字固めへ!完全に伸びた状態になるとロープにギリギリ届きます!

そして間髪入れずにヘルム!!

突っ込んでくるのはショットガンドロップキック!

さらにエプロン際、胸板に強烈な蹴り!

流れを完全に引き寄せて、K.I.Dで捕獲します!!

しかし、これを強引に引き上げてブレーンバスター!

さらにファルコンアローに繋げます!

続くエストレージャ・フトゥーロは場外へ突き落とす!腰へのダメージと呼吸を整えながら、再びリングへ。

自らと、そして相手を鼓舞させるように、打撃戦へと展開。

30年目のみちのくを背負う、互いに引けない想い。

投げっぱなしのジャーマンスープレックス!

MUSASHI選手もスーパーキックで応戦。

鋭角な左ハイキックが顎を捕える!!

リベンジに燃えるMUSASHI選手は、高角度ハイブリッジのジャーマンスープレックスホールド!

ハヤト選手を超える決意!パッケージ式ジャーマンスープレックスホールド…でも決まらず!

あくまでも現在進行系は俺なんだ、という
MUSASHI選手の覚悟。

あの日決めきれなかった、二天一流を…。

易易と決めさせるわけにはいかない、ハヤト選手の意地!

みちのくを背負い、世界一の団体にするという
ハヤト選手の覚悟。

膝!膝で側頭部を打ち付ける、ニーリフト!

天を指さしてからの…、

P.K…!を受け止めるMUSASHI選手!!

何が何でも、掴みたい勝利。
強引にでも、引き寄せるしかない。

強烈な頭突きから、なんとか決まった二天一流!
…しかし、ダメージから体勢が崩れてしまう!

やっとの思いで手をかけたフォール、
しかしハヤト選手は肩を上げます。
たどり着けない…超えられない壁…。

現状を突き破る、エストレージャ・フトゥーロ!
これも決まり手にはならず!

もう一度、狙うしかない!
これが決まれば変わる!二天一流…!!

堪えた!ハヤト選手はそれでも狙っていました!
後ろから捕らえたスリーパーホールド!

首ごと狩る!右ハイキック!!

さらに連発で、ここぞの蹴りが入ると…!

真正面からヘルム!!!

そして再びK.I.Dに捕える!!!

ガッチリ入っている…!
それでも持ち上げようとする…が!

完全に、グラウンドに引き込んだ!
…これで決着!!

○フジタ“Jr”ハヤト

(24分18秒 K.I.D)

●MUSASHI

※第27代王者が初防衛に成功

2度目の激突。制したのはまたしてもハヤト選手!

超えられないのか…?そんなことはないはず。
これまで何度も立ち向かって超えてきた壁があります。強くなれる。

第27代王者、初防衛に成功です!

話題とカリスマ性、やはり光るものがあります。
ベルトの価値は、巻く人の存在によって変わる。

試合後は握手を交わす両者。
みちのくを牽引する二人です。

ここで交わされた会話は…二人だけのもので良い。

「まずは闘ってくれたMUSASHIに拍手を。次の挑戦者は俺が指名するので楽しみに待っていてください。皆さんが気になってる新日本プロレスの高橋ヒロム選手も、赤くて金髪の拳王も必ず“東北”のリングに引っ張り出します。」

30周年の みちのくプロレス、
やはり牽引していくのはハヤト選手。
これまで以上に、
刺激的な空間が今後実現しそうな予感がします。
団体のエースとして、チャンピオンとして、
このリングを盛り上げていく構えです!

発表された部分では、5月のGWシリーズ、
6.25 新崎人生30周年記念大会 in 仙台サンプラザ、
6.30 後楽園ホールと、ビッグマッチが続きます。
そして秋には旗揚げ30周年記念大会第2弾を開催予定とのこと。
30周年の“みちのくプロレス”に、俄然注目です!

というわけで今回は、タイトルマッチあり、
懐かしい選手や異次元遭遇ありの
みちのくプロレス 30周年記念大会、
その第1弾の模様をお届けしました。
それでは、また!!