【街にはたまに、奇跡が起きる。】

これは、私にも当てはまる言葉です。

『三宮』が私に引き合わせてくれました。



菱田信也さん。

すごく前から知っている気がするのですが、知り合ってからの年数がまだ五本の指にも満たないことに驚きです。

2018年。7月。劇場にて。

その当時は私が好きな声優さんの朗読劇を作った人でした。

朗読を聴き終えて直ぐは"こんな見た目怖そうなおじさんが考えたのかぁ"と思ったりもしていました(笑)

最近まで自分がやっていた仕事もそういう"中"の"事実"も知った上でのものだったので、プライベートのkuraraとして驚いたというだけですが。(言い訳)

劇作家・脚本家・演出家であり、神戸三宮シアター・エートーの芸術監督にして、燃えよhishidasやJr.ミュージカル劇団『ミュージェルKOBE』の主宰に、よしもとクリエイティブアカデミー ライターコース 脚本コースの講師も担うなど、書くだけで多岐に渡りすぎます(笑)

本は数冊出されていますし、今年(2021年)6月には菱田さんの原作で、佐藤二朗さん主演のNHK土曜ドラマ『ひきこもり先生』の放送も決まっています。

菱田さんの歴史を遡ればもっと出てくるのでしょうが、知らない私が調べて書くより、よければそこはご存じの皆様がご紹介してくださるとまた面白さが広がるかと思います。

いつもは主に私があれやこれやと一方的に絡ませて頂いているのですが、そんな私を菱田さんは受け止めてくれます。(多分流してるかと(笑))

出会ってから数年経ったからいいいとして、Twitterの中にしか存在しないような女をここまで信用してくださったその懐の広さに感謝しております。足を向けて寝られません。

そして、菱田さんはとにかく『優しい』人。

昔を知る人は"丸くなった"と表現するかもしれません。

同じ仕事をしてる人は"身内とゲストの違い"と表現するかもしれません。

だけど私はこの『優しい』を言葉通りには思っていません。

気分よく過ごしやすいように、まわりがやりやすいように、気をつかってくださる優しさ。

でもたまにその優しさが"壁"に見えるときがあります。

色々なことがある上で見える、透明な優しさの壁。

きっとそれは菱田さんには似合わないものなのかもしれないな…と個人的に思うことがあります。(偉そうですね、すみません)

もっと厳しくいけ!とかこのご時世にそんな力ずくなことは思っていません。(厳しくされてるよ!と言う殿方はいると思いますが(笑))

"厳しさが出せない優しさ"が壁に見えたと思うだけです。

優しい中だと場がまとまって見えるかもしれないのですが、なんとなく空気が"ぬるく"なることもある。

でもそれは"個人個人の気付き"の問題なので、この話はここまでにします。

あんたに俺(菱田さん)の何がわかる!となっちゃうので(汗)

ただ、まわりにも私自身にも言いたいのは、菱田さんの優しさは"当たり前ではない"ということ。

私、菱田さんの優しさを受ける度に仕事場でのギャップに落ち込んでましたから(笑)


話を戻します。

菱田さんは何でも自分から動かれるので、客席に座ると菱田さんが席案内とかしてる姿まで見ました(笑)

やることは山ほどあるはずだから「私がやりましょうか」と何度客席から言おうとしたことか(笑)

劇場の外から中まで気を遣い続けていつもへとへとになっている菱田さんを見ているからこそ、私も中途半端なことはしたくないんです。

ご自分のやることに責任もってご自身で向き合う姿に心を正されました。(いや、これが普通ではないことを沢山見てきましたから。)

私が宣伝とか文章を褒めてもらえたりするのはきっと菱田さんのお陰です。

まぁ、菱田さんは文章のプロだから書くたび毎回口から心臓出そうですが。

今も、ほら、ね(笑)

本当にいつもありがとうございます、菱田さん。

縁とか細かいこと気にしていなければ生きてる限りいくらでも出会いはある。

ただそれが『いい』出会いかどうかは出会ったその人との時間の『積み重ね』があってこそ言えることだと思います。

菱田さんとの出会いは私にとって間違いなく"いい"出会いです。

菱田さんはどう思ってるか…知らんけど(笑)


あ、こちらの本、絶賛発売中ですので、よろしくお願いいたします!!
楽しい場所(げきじょう)での話が赤裸々に書いてあります(笑)

菱田さん。『2』はいつ出ますかね?




8月の舞台、燃えよhishidas 『ナオミの夢』も、どうかひとつよろしくお願いいたします!