
金曜夜のテレ朝ドラマ
「ハガネの女」に最近注目してるくらっちです。
主役の吉瀬さん、
今まではクールで感情を表に出さない役が多かったせいか
今回みたいなクラスをまとめようと懸命に走り回る
アグレッシブな役柄は新鮮ですね。
すっぴんシーンもあったけど
自然に演じててほとんど違和感ないのがさすがですね。
それはそうと、
最近あまり本を読んでないなと思い
会社帰りに本屋をブラブラしてたら
とても面白そうな本に出会いました。
「告白」ってタイトルの文庫本です。
告白っていうとついつい恋愛モノをイメージしがちだけど、
これは表紙の雰囲気から見てもあきらかにホラーミステリー
それに追い討ちをかけるように
「娘は事故で死んだのではありません、
このクラスの生徒に殺されたのです。」
という超意味深なフレーズ。
最近映画化されたみたいだけど、
とにかく先にこのフレーズの真意が知りたくて買っちゃいました。
普段はじっくり読む派なんだけど
これは一日で一気に読みきっちゃいましたね。
普通のミステリー小説は
殺人事件がおこって、誰が犯人なのかをラストに向けて徐々にあばいていくって形式なのに
この告白って小説、犯人は早々にわかっちゃうんです。
あれ?これって短編小説なのかなと思ったら
続きが深い深い。
登場人物が何人かいるんですけど、
それぞれの視点で事件の真相を語るのが非常に興味深かったです。
同じ事件のことでも
あれっ?あの人はこうだと言ってたのに、この人はあー言ってる。
なんてのは何度もあって軽くパニクリました。
見えないところで心理戦が繰り広げられてるのも面白いところです。
あ~でもあんまり書いちゃうとまだ読んでない人に悪いからこの辺でやめときます。
ラストはとにかく背筋がゾクゾクってするくらい怖かったですね。
ストーリーの続きは想像したくないのについつい考えてしまいます。
それだけのびしろの多く、読者に考えさせる作品だなと感じました。
この複数人の感情が入り乱れたミステリーが
映画ではどう表現されてるのか非常に興味ありますね。
近々観にいってみようかな。
おかげで今日は蒸し暑いけど冷房必要なしのくらっちでした。