遅かりし由良之助！

キンドルの電子書籍の実物を初めて目にしてちょっと感動のくらっちです。

電車で隣にすわったおじさんが使ってたのをチラ見してたんだけど結構おっきぃんですね。
B5サイズくらいだったかな。もっとちっちゃい手のひらサイズかなと今まで思ってました。
それにしてもまだ日本語に対応してないのが残念ですね。
アメリカでは急速に普及し始めてるなんてニュースで聞くんだけど・・・
単純に考えると紙に印刷しない分コスト減で安く買えるんじゃないかと思うんですが、
著作権の問題とか難しいんですかね、日本語バージョンができたら買ってみたいな。
新聞も対応してくれるとなおいいですね。

それはそうと今日はオセロ三大大会の名人戦でした。
名人戦といっても希望すればだれでも参加できるってのが最近のウリのようですね。
運次第でチャンプクラスとの対戦があるのはうれしい限りです。

最終戦は王座戦出場をかけて金田七段と対戦することになりました。
自分がオセロを始めた頃ちょうど世界チャンプだったせいか今でも最もリスペクトするオセラーの一人です。
はたから見れば当たり運が悪いってことかもしれないけれど、そういう意味で逆に嬉しかったですね。

話は横にそれますが、会長著書のオセロ大観Ⅱに金田七段とポール・ラルの世界選手権決勝が解説付きで載っているんですが、
そこの勝負所で出てくる名言「遅かりし由良之助！」は一時期マイブームになりました。
声を低く歌舞伎っぼく言うのがポイントです（笑）


もとにもどって、その最終戦はどうだったかというと

序盤でやや白優勢になり、
なんとかそれをキープしてむかえた
以下の局面がターニングポイントでした。

黒がd8に打ってきたところ
次、白番（自分）です。
↓


＼ａｂｃｄｅｆｇｈ
１＋＋＋＋○○＋＋
２＋＋○○○○＋●
３●○○●○○●●
４＋●○●●○○●
５＋●●○●●●●
６＋＋●●●●●＋
７＋＋●★★○＋＋
８＋＋○★＋○＋＋



普通に考えればe8の一手ですが
どうも次に打たれるであろうg2が気になって
先に右辺を山にしておけばg2は打ちづらいかなと思いh6へ。
でも結局、以下h7→e8→g2となってみるとやっぱりダメなことに気づきました。
どうしても右上、右下空きとも割り込まれちゃう形なんですよね。
それにe8に打ってしまうとどうにも左辺の処理がどうにも難しいし。

そういう意味でもこの局面a4が良かったと思います。
もし黒がe8と爆弾を仕掛けてきたらa2で引っ張りで勝ちきれそうだし
a5と打ってきても、そこでe8なら実戦よりも左辺の処理はグッと楽だったハズ。

試合後にそっかなぁと思ったのですが
それってまさに「遅かりし由良之助！」ですよねぇ・・・

名人戦で思考をフル回転させたせいかお腹が空いて
ラーメン＆チャーハン＆餃子セットを食べて帰ったくらっちでした。
頭と胃袋は別物ですからねぇ(^O^)