ノルウェーで行なわれている
世界選手権の展開が気になっていたのに
眠気には勝てなかったくらっちです。

年々世界各国のレベルは上がっているようですけど
それでも日本は団体優勝するあたりさすがですね。
あと今日の個人戦ベスト4の戦いは目が離せないですね。
勉強がてら観戦しつつも、宮岡さんを応援したいと思います。


それはそうと
ここ最近大会はお休みしてたのですが
電車の中ではよく詰めオセロをやってます。
一時間くらいあっという間なんですよね。
周りに人がいないと逆に集中できない自分には
ピッタリの勉強環境なのかな?

というわけで
たまには詰めオセロ。

棋譜を見直してみて
面白い試合がありました。
以下の局面で
黒番(相手)です↓


A B C D E F G H
1 |+|+|○|○|○|○|+|+|
2 |+|+|○|○|○|●|+|+|
3 |○|○|●|○|○|○|●|●|
4 |+|○|○|●|●|●|●|●|
5 |●|○|●|●|●|○|●|●|
6 |○|○|○|○|○|○|○|●|
7 |+|+|+|●|●|☆|☆|●|
8 |+|+|○|●|○|○|☆|●|

右下で手どまりを打ち
なんとか偶数形にもちこもうとしている局面。
考えとしては消極的だけど
経験上なんとか勝てるんじゃないかなと
そのときは思ってます。

ここで相手は長考してました。
パッと見、白にa4には打たせたくないです。
単に手損だし。

だからといって
黒からa4でも白にc7と返されて4個空きが
三つできてしまい、どうにもならない?

黒a7でも次に白c7→黒b7で7行の中辺は
ごっそりいただけるけど、結局下辺の手どまりは
白になりやや足りない形勢。

そんなことを考えていたら
実戦ではc7に打たれました。

狙いは白a4のあと黒g2のライン通しだったようです。
たぶん上のような読みの結果、勝負に出たのでしょうかね。
確かにラインを通されると一瞬ヒヤリとします。

ただこの局面


A B C D E F G H
1 |+|+|○|○|○|○|+|+|
2 |+|+|○|○|○|●|★|+|
3 |○|○|●|○|○|★|●|●|
4 |○|○|○|●|●|●|●|●|
5 |○|○|●|●|●|○|●|●|
6 |○|●|●|●|○|○|○|●|
7 |+|+|●|●|●|○|○|●|
8 |+|+|○|●|○|○|○|●|

次に白a7が絶好手で勝負ありです。
次に黒からb7に打てないのが痛いですね。


結局、正解はどこだったかというと
最初に目が行ったa4。

次の白c7で読みを終わらせると分からないのだけど
以下黒a2→白a1→黒a7→白a8→黒g2
が好手順。


A B C D E F G H
1 |○|+|○|○|○|○|+|+|
2 |○|+|○|○|○|●|★|+|
3 |○|●|○|○|○|★|●|●|
4 |○|●|●|●|●|●|●|●|
5 |○|●|●|●|●|○|●|●|
6 |○|●|○|○|○|○|○|●|
7 |○|+|○|○|○|○|○|●|
8 |○|+|○|●|○|○|○|●|

このあと白がどう打っても
黒にb2,b1の連打筋があります。
B列を黒一色にする下ごしらえをしたのも重要なポイント。

左辺を捨ててでも
連打で勝ちを狙いに行くパズルのような手順だね。
まさに、肉を切らせて骨を絶つ的な?

こういう手筋、前に実戦でもあったかも?
忘れないようにしておきたいですね。

ついつい
お昼の2時間サスペンスを
終わりまでみてしまうくらっちでした。