耳寄り情報を入手すると
いてもたってもいられなくなるくらっちです。

昨日は一橋祭に行ってきました。
偶然、作家の村山由佳さんが講演会を
やるということを知って
これはまたとないチャンスかなと思ってね。
もともと好きな作家さんですしね。

登場したときの第一印象は
「優しそうなお母さん」って感じでした。
直木賞も受賞したことがあるほどなのに
全然普通の人なんですよ。
その意外なまでの普通さがかえって親しみやすさを
感じさせてくれました。

講演会の内容は
学生時代のエピソードや
作家になったきっかけ、
あちこち出かけた旅行での体験談、
それぞれの作品が生まれるきっかけとなった秘話
などなど盛りだくさんでしたね。

講演のなかで強調していたのは

何事も【実体験が必要】だということ

作品の中で海外が舞台になっているものがあるが、
実際現地に行ってそこで【言葉が経験に追いつかない体験】を
したと言ってました。
ケニアの平原で360°広がる地平線を見たとき
感動して思わず涙したそうです。
それでなんとしてもその感動をみんなに伝えたいと思って
作品を書き上げたそうです。

そして【日本が本当に平和】だということ

異国では差別が頻繁、世界では当たり前らしい。
日本人ということだけで手荒な扱いをうけることもしばしば。
もちろんよいことではないが、特別なことでもない。
【少数の側に立つ勇気】をそこで学んだそうです。

それに【自由】があたりまえの国がいかに少ないか
自由がなければ人は幸せになれないといってましたね。

日本が平和だという実感は
外国にいってみないと本当にはわからないようです。
海外にいったことのない自分にはキツイ一言でしたね。

作品についても語ってました。
恋愛が作品のなかでよく出てきているが
それは恋愛が書きたいからというよりも
【人間のギリギリの状態】が恋愛をしているときに
現れやすいからだといってました。その状態を描きたいのだと。
恋愛の格言は【数じゃない、どれだけ本気の恋をするか】だそうですよ。

村山さんは自分のことを
まだまだ【ちっぽけな存在】【コンプレックスの塊】
などといってて、はたからみてて「どこが?」と思うのですが
自分の成功を周囲のひとのおかげと語る姿勢が
そういわせているのかなと思いました。

村山さんのポリシーは
【予想は裏切り続けて、期待は裏切らない】
だそうです。うーむ、確かに。名言ですね。
そのポリシー、自分も見習おうっと。

最後にメッセージとして
「とにかく、自分のやりたいと思うことをやってみること、
繰り返しになるけど、実体験に勝るものはない。
失敗もすることも多いけどそこから得られることもあるはず。」
といってくれました。
実際にそのような人生を送ってきた人の言葉だけに重みがありますね。

残りの時間、質問タイムで
話の内容ももちろん良かったのだけど
それ以上に声のトーンが落ち着いて
聞いててすごく素敵だなと思ったので
『どこかで発声トレーニングしてるのですか?』
と聞こうかなと思ったら
他の人たちが村山作品についての
ややマニアックな真面目な質問ばかりだったので
やめときました。
まぁ場の雰囲気は読まないとね。

たぶんありえないと思うけれど
街でばったり出会ったときにのために
温めておくことにしましょ。


講演会が終わって屋台の買い食いをしながらぶらぶらしてると、
【エアポートカフェ】という面白そうなスポットが目に入り休憩するとこにしました。
店員さんがちゃんとCA姿で接客してくれるのがポイント高かったですね。
入り口でどんなとこなの?聞くと、
海外の展示物紹介とそれにちなんだクイズをやってて
それに答えると世界の珍しいお茶やお菓子が楽しめるって仕組みらしい。
こういうのは得意なのでやってみると全問正解!
おかげでさらにプラス【香港のプレミアグッズ】をもらっちゃいました。
交換留学生の会がやってる企画のようで
各国の観光名所の写真や民族衣装がきれいに飾ってあってきてよかったですね。
世界の文化にふれたおかげで海外旅行に行った気分になれましたよ。

他には野外ステージで【ベストカップルコンテスト】をやってたので見物しました。
それぞれ男性が女装、女性が男装してその衣装のままミニドラマをするなんとも楽しいイベント。
相性クイズなども途中で織り交ぜてベストカップルを決めるよう。

女性の男装はどのカップルもイケメンなせいか勝負のポイントは女装でしたね。
普通男性が女装するとゴツくてキモくなるんだけど、
あえてそれを強調してうまく笑いに持っていったカップルが優勝してました。
ホストネタで観客のウケも一番良かったし、自分的にも文句なしだったね。

あと、あまりに似合っていたメイド姿の男性がいたんだけど、
歌も振付も妙に決まりすぎてて逆にちょっと怖かったな。
ほんとにアキバにデビューしてそう。


「さあ外にでよう。勇気を出して、大丈夫、怖くない。」
という言葉をトイレの個室で発見して思わず笑ったくらっちでした。
普通にいい言葉なのにね。場所が場所だけに・・・
学校トイレの落書き懐かしいな。