私が、大学生、就職した頃は、バブル時代✨


キラキラ楽しい時代だったなー


でも、おしゃれやブランドに関心低めだったし、容姿華やかな女子大生とは、程遠い地味な私😟


結婚前、夫と出かけた先でも、貴金属コーナーは見向きもしない私に

「普通は、皆、見たいんじゃないの?」

と不思議がってた。


そんなだから当然、娘に受継ぐブランド品や貴金属無し。

(おばあちゃんが袖を通した振り袖を着て成人式とか、お母さんから受け継いだパール とか憧れる)


では、母から私には??🤔


実家を手放すための断捨離、引越準備が、いい機会。

ずいぶん前から 「絶対、もらうぞ」 と狙っている品が一つだけある😸




川連塗りの御椀。

蓋には鶴と松、裏には亀。 いかにもめでたい🤗

お正月、ちょっとしたお祝い、来客時、お吸い物用に使用。 だから出番は少なめ


こちらの御椀は、父方の本家から譲り受けた物。


50年以上前の事だけど、本家が空き家になり取り壊す前

祖母と、「長持」の中から様々な物を出した思い出がある。

薄暗い部屋に長持が等間隔に並んでいて、ちょっと棺桶みたいで怖かったから、だいぶ前の事でも覚えてる

その品々の中から、祖母が母に、「この御椀、おめださ(あなた達に)」 と渡してくれた。


使用後は、お湯で洗い、絹で拭いて、ガサツな私でも、さすがに丁寧に扱う。

しだいに、縁が欠けたり割れたり、椀と蓋が全く合わなくなったりして、3組しか使えない。


夫の実家でも川連漆りの業者さんが、仏壇の修理や塗り直しをしてもらっていたから、きっと、御椀も直してくれるかも

と一時期考えたけど、昔のまま残しておきたい、独特の色合いが変わってしまうかも。

印象が、別の物になっちゃうかも😟

このまま、受け継いでいこう😊


生まれ育った地域のブランド品



能登の地震でも輪島塗が被害に。

大変な中でも既に、前に進み出している職人さんもいらっしゃる。

地域には、きっと私と同じように、各家庭で引き継がれている沢山の漆器があるんだろうな。

伝統が、途切れませんように。