お祭りの記事を書いたら、ずーっと昔の出来事を思い出したので聞いてください。
小学校の5年生ぐらいでしょうか。
図画工作の授業で、お祭りの絵を描くことになりました。
私の地元では、夏休み中に大きなお祭りがあります。
「三社大祭」といい、大きくて煌びやかな山車が、道路いっぱい街いっぱいに30台以上出ます。
昔の神話や武士がテーマになったものが多く、
それぞれの山車にストーリー性があり、見応え満点です。
これは昨年、お祭りではなく特別に展示された山車ですが、こんな感じです↓
小学生の私は、画用紙の前で困り切ってしまいました。
実は私はこのお祭りを見たことがなかったのです。
私の両親は地元の人ではなかったし、仕事も忙しく、夏休み中に混雑したお祭りにわざわざ行くことはありませんでした。
私もここで育っていなかったので、お祭りに対して思い入れも、どうしても行きたいとも思いませんでした。
それがまさか、学校で絵を描かなければならないとは
小学校高学年ともなると、上手い子はとても写実的に生き生きと描きます。
どんどん周りが進んでいく中で、全く何も浮かばない私‥
先生に言えばよかった?
当時の私は今以上に内気で、おとなしくて。
先生は昭和の時代の怖い怖い先生で、何も言えませんでした。
今の時代ならネットで画像を見ることもできたでしょうけれど。
結局私は、周りの子の絵を真似て描きました。
当然ものすごく下手でした
チラチラと他の子を絵を見ながら真似して描くという罪悪感から、とても嫌な気持ちでいっぱいになりました。
全員の絵が教室に貼られたときも辛かった
ほろ苦い、私らしい思い出です。
そんなことがあって何十年。
今はこのお祭り、夏の楽しみだし、年々愛着も増しています。
でも絵を描けと言われてもきっと描けません
いやいや、難しいから
絶対的に画力が足りない
というわけで、子供の私に見てても描けないもんだよ、諦めて、と言ってあげたいですwww
時間が経てば、大抵のことは何でもないことになるよ、ってね。
こんな思い出話にお付き合いいただきましてありがとうございました
良いお天気です。
いい日曜日になりますように。
みゆきん