下野国十二社の八社目、荒橿(あらかし)神社。
栃木県芳賀郡茂木町に鎮座される。
☆社号標
前回の大前神社からは、益子焼で有名な益子町を経て約40分。
茂木町市街の北、細い山道を上って行くと現れた社号標と鳥居。
標には、「延喜式内縣社 荒橿神社」とある。
☆参道
石段を登り一之鳥居を潜ると、石畳の参道が真っ直ぐに二之鳥居まで伸びる。
☆阿弥陀堂
建立当時は三重塔だったとされる阿弥陀堂。
かなり荒廃が進んでいるが、調査によると益子町にある西明寺三重塔と組上げ構法や細部の様式が似ていることから、16世紀半ばの建立と推定される。
☆二之鳥居
社伝によると、806年茂木氏の居城だった茂木桔梗城の鬼門除社として創建された。
江戸時代には茂木藩主細川氏の崇敬篤く、1721年細川長門守の寄進により社殿が造営される。
☆狛犬
☆扁額
☆本殿
明治4年には茂木藩社とされ、昭和13年には縣社に列した。
現在の社殿は、縣社列格の直前に改築されたもの。
☆境内社
狐さまが置いてあるので、稲荷神社ですかね?
☆神社メモ
社 号 荒橿神社
鎮座地 栃木県芳賀郡茂木町小井戸325
御祭神 国常立尊(くにとこたちのみこと)
国狭槌尊(くにさつちのみこと)
豊斟渟尊(とよくぬにのみこと)
社格等 式内社
旧縣社
☆御朱印
当神社は兼務社のため、御朱印は益子町に戻り鹿島神社でいただいた。