下野国十二社の六社目、高椅(たかはし)神社。
料理の祖神、鯉の明神としても有名らしい。
☆社号標
社号標には、「延喜式内 縣社 高椅神社」とある。
社号標の立つ参道入口には、普通あるはずの鳥居がなかった。
☆参道
☆楼門
青銅の鳥居が楼門の前に、ちょこんと立っている。
その楼門、高椅神社は大きな楼門が有名と期待をしていたら、修復工事真っ最中でカバーがかぶり残念。
完成計画図でご勘弁を!
☆拝殿
楼門は工事中のため潜ることができず、迂回して境内へ。
社伝によると、当神社の創建は景行天皇41年、日本武尊が東征の際、この地に国常立尊・天鏡尊・天萬尊を勧請し、戦勝祈願をされたのが始まりという。
684年には、この地を治めていた高橋朝臣が氏祖神磐鹿六雁命を合祀して、高椅神社と称した。
後で知ったがこの高椅神社、
今は栃木県小山市鎮座であるが、この地もともとは下総国結城郡だったとか。
と、すれば、冒頭の「下野国十二社」というのは、「下野国十一社」だったのか。
う~ん、今は栃木県だからあまり気にせず、このまま続けよう。
1029年境内に井戸を掘ったところ、大きな鯉が出てきたため都に報告すると、誠に霊異なこととして「日本一社禁鯉宮」の勅願を賜わったとされる。
そのため、当神社の氏子たちは現在でも鯉は食べないし、端午の節句で鯉のぼりもあげないのだとか。
これが、鯉の明神といわれる由縁とか。
☆本殿
三間社流造りの本殿。
社殿は1193年造営されたが、1441年の結城合戦で大破、1585年結城晴朝により改築されたとある。
拝殿は、19世紀に奉額殿を移築改築したが、破損著しく修繕が限界となり、御鎮座1310年記念事業として平成8年改築された。
本殿については記載がなく不明。
☆境内社
左から天満宮、真剣神社、春日神社、東照宮、天建神社、健田神社、石の祠は不明。
左から大椙神社、稲荷神社。
左は白幡神社、右の5柱は不明。
☆神楽殿
☆神社メモ
社 号 高椅神社
鎮座地 栃木県小山市高椅702
御祭神 磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)
国常立尊(くにのことたちのみこと)
天鏡尊(あめのかがみのみこと)
天萬尊(あめのよろずのみこと)
社格等 式内小社
旧県社
☆御朱印
宮司さんのお宅に電話してみるも、不在の様でいただけず。
参拝日:平成29年5月6日