自衛官の婚活 | 数多久遠のブログ シミュレーション小説と防衛雑感

自衛官の婚活

1週間ほど前にも取り上げた「MAMOR(マモル)」誌ですが、今度は自衛官の「婚活」企画を載せているそうです。
http://ichigaya.keizai.biz/headline/636/


出会いがない独身自衛官のための企画ということですが、個人的には、その気になれば、いくらでも出会いはあるものの、本人がその気になっていないだけだと思います。
(その気にならないまま年をとってしまった自衛官は確かに多い)


それはさて置き、今回は自衛官の婚活について書いてみます。
なお、以下は私が見聞きしてきた狭い範囲の事例で、必ずしも一般的でない話も含まれているかも知れないというつもりで読んで下さい。


自衛官の場合、基地の中だけで生活することも可能なくらいですので、積極的に外に出なければ、女性と出会う可能性が低いことは確かです。

ですが、その少ない機会を確実にモノにしている?自衛官も少なからず居ます。
それは、女性自衛官(男女比が激しいので、女性自衛官はモテる)だったり、基地内の売店などに勤める女性という防衛省に何らかの関わりのある女性であるケースが多いですが、それ以外では、基地内にセールスのために入ってくる保険の外交員というケースもあります。
レアな例として、その保険の外交員の娘さんを紹介してもらったという猛者もいます。


出会いを求めて積極的に外に出てゆく場合、一般の方とそれほど違った手段があるわけではありません。
合コンだったり、友人の紹介だったりというところです。ですが、これらのケースは確かに一般社会の方ほど機会がないのは事実でしょう。

出会いを副次的な目的として、外部と接触しているというケースもあります。各種のスポーツサークルに参加したり、英会話教室に通ったりする場合です。

こういった外部との接触をしている場合、特に地方の場合は、自衛官の給料が悪くないこともあり、結婚を望んでいる自衛官の大半は結婚できていると思います。


ですが、積極的に外部に出てゆかない自衛官の場合、確かに機会がないというのも事実です。
そのため、基地レベルでは、自衛隊の協力団体と協力して、婚活のためのパーティを開いていたこともありました。私の知る限りでは、確か試みはあまりうまくいかなかったと記憶していますが、部隊ではそんな努力もしています。


また、主に幹部の話になりますが、基地司令などが、外部の協力団体の方(いわゆる地方の名士)から娘婿を紹介してくれ、などと頼まれるケースは、かなりの事例があり、実際にそれで結婚している例もありました。


今回の「マモル」誌の企画がうまく行くかどうかは興味のあるところです。