私は背景の画像表示はほとんどかんたん命令を使っています。


&EzBG=
画像名,画面表示効果番号;

&EzCG =
指定するレイヤー,画像名,画面表示効果番号;


↑この2つですね。


では、まず“&EzBG”から。

かんたん命令というのは、
そもそもいくつかの標準命令が合わさったものなので、
&EzBG”を標準命令に直すと下の4つになります。

#画像を表示したいレイヤーを指定する(0で固定)
&Layer.No = 0;

#表示する画像を読み出す
&Layer.Load = 画像名;

#破棄する画像のレイヤー指定(固定)
&Layers.Nil = 1,255(背景以外の全レイヤー);

#画像を指定した表示効果で表示する
&Draw = 画面表示効果番号;

つまり、レイヤー0に、指定した画像を読み出し、
背景以外の全レイヤーの画像を破棄してから
読み出していた画像を画面表示効果番号の効果によって表示する。

という命令なわけです。
私も今回はじめて知りましたが(汗)。

この命令を使うと、
画像を表示するたびに他のレイヤーの画像も
↓のようにクリアされてしまうので、

画面47 矢印01 画面48

背景画像のみ使っているときとか場面展開などで、
立ち絵やらをいっぺんにクリアしたいときなどに
限定して使うといいかもしれません。

#背景画像を表示する
&EzBG=/mc03.jpg,702;


#立ち絵をレイヤー1に表示する
&Layer.No = 1;
&Layer.Load = /tatie01.bmp;
&Layer.Pos = c,t;
&draw = 702;

立ち絵を表示しました。_

/ちょっとしっくり来ないので、背景画像をイラスト風に加工したものに替えてみます。

#背景の画像を変える
&EzBG=
/mc01.jpg,702;

しかし、肝心の立ち絵が消えてしまいました。


ソースはこんな感じです。

今回の立ち絵も『いずみ亭 』の和泉あすかさんからお借りしました。


では、次に“&EzCG”に行きます。
標準命令に直すと、下のようになります。


#画像を表示したいレイヤーを指定する
&Layer.No = 指定するレイヤー;

#表示する画像を読み出す

&Layer.Load =
画像名;

#画像がマスクにしたがうかどうかの指定をする(マスクに従うに固定)

&Transparent =
1;

#画像を指定した表示効果で表示する
&Draw = 画面表示効果番号;


つまり、任意のレイヤーに指定した画像を呼び出し、
読み出していたマスクに従った画像を
画面表示効果番号の効果によって表示する。

という、命令なわけなんですが
なんかまた書いていてよく分からなくなってしまいました(汗)。

とりあえず、こっちの命令を使うと

画面49

こんなふうに立ち絵は残ったままなので、
背景のみを変えたい場合は、こちらの命令を使ってください。

#背景の画像を読み込む
&EzCG=0,:/mc01.jpg,702;


今度は立ち絵もちゃんと残っています。_

/やはりイラスト風にしたほうが立ち絵が背景になじむ……かな?


後、これは画像表示の命令ではないですが、

&EzBF =
指定の色,画面表示効果番号;

上のような命令を使うと、画面を一色に塗りつぶすことができます。


#画像を表示したいレイヤーを指定する(0で固定)
&Layer.No = 0;

#色を指定する
&Layer.Fill = 塗りつぶしたい色;

#破棄する画像のレイヤー指定(固定)
&Layers.Nil =
 1,255(背景以外の全レイヤー);

#画像を指定した表示効果で表示する
&Draw =
画面表示効果番号;

標準命令に直すと、↑のようになります。


&EzBG”同様、背景以外の全レイヤーがクリアされてしまうので、
やはり場面展開のときなどに使うほうがいいでしょう。