1976年
香港
原題は「獨臂拳王大破血滴子」。
ジミー・ウォング主演の前作1972年「片腕ドラゴン」(原題は「獨臂拳王」)の続編。
奇抜な戦いが繰り広げられる、カルトなカンフー映画の傑作!
あらすじ
前作では敵の策略によって片腕を失った主人公が、血の滲むような修行で残った左腕を鋼鉄に鍛え、復讐を果たすというお話。
今作は、その前作で弟子を倒された師匠の封神無忌が復讐しに、片腕ドラゴンに襲いかかる。
片腕ドラゴン/ジミー・ウォング
ストーリー ★★
映像 ★★
キャスト ★★★
トンデモ度 ★★★★
ネタバレ!
敵役の封神無忌が使う武器がこの映画の題名にもなっている血滴子(空飛ぶギロチン)。
鎖に繋がれたその先には半球形の小さな傘があって、無数の刃が付いている。
傘を相手の頭に被せて首を切断するという、それは恐ろしくてトンデモナイ武器。
オマケにどういう構造になっているのか、使用しない時にはコンパクトに収納できるというスグレものだ!(これは欲しい!)
ちなみにクエンティン・タランティーノはこの作品がお気に入りらしく、自身の監督作品2003年「キル・ビル Vol.1」でもこれと似たような武器が登場する。
効果音まで同じらしい。
しかしこの封神無忌、僧侶の割には残忍で、人違いで無関係な人を殺しても開き直るなど無茶苦茶なキャラ。
おまけにギロチンなくても異常に強い。
お話しはこれといったドラマは無く、ひたすら戦いが繰り広げられる格闘物語。
おまけに誰が一番強いかを競う武道大会まで開かれて、次々と登場するわの格闘家達。
戦いの前に踊り出すムエタイ戦士や、トンファーを振るう日本の剣客など実に怪しげなキャラが盛り沢山。
腕が伸びるインドのヨガ格闘家など、某格闘ゲームの元ネタになっていると思われます。
またこの片腕ドラゴンは、ブルース・リーのような圧倒的な強さで敵をなぎ倒すのでは無い。
いかにして相手の弱点を付き、得意技を封じるかという戦い方をする。
罠を張った場所に相手を誘い込んだりと、わりかし卑怯な手を使う。
だが彼自身が片腕というハンデの為か、それもいたしかたない。
ジミー・ウォングは片腕ドラゴン(獨臂拳王)の他にも、刀を持った片腕必殺剣(獨臂刀王)シリーズもあります。
勝新太郎の座頭市と対決した1971年「新座頭市・破れ!唐人剣(原題は「獨臂刀大戦盲侠」)」なんてのもありますよ。
