黄昏の砂浜を二人歩く


赤く染まった横顔に口づけて


静かに時に身を任せ漂う二人


“淋しいけれど…今夜は帰る”なんて




長い髪が揺れる


いたずらな潮風


燃える夕陽の中で


きらめいたまま




穏やかな波の音を聞きながら


一瞬(ひととき)の夢の中歩いてきた


“もう帰らなければ遅くなるから…”


いつまでもその心を忘れないで




長い髪が揺れる


いたずらな潮風


燃える夕陽の中できらめいたまま




いつまでも変わらない


ときめきの夜…