こんばんは
コロナがどんどん増えていますね、、、
わたしの住んでいるところは地方ですが、もの凄い勢いで増えています、、
コロナの第1波の時、わたしは福岡の病院で勤務していました
国内で初めてコロナ患者が見つかったというニュースから、今度は福岡市で、コロナ患者第一号が見つかったと思うと、あれよあれよという間に、蔓延していきました
わたしは、当時抗がん剤治療を終えて、看護師として復帰したばかりでした
近くの病院でクラスターが起こり、ええっと思っていると、その病院から来ている患者さんも何人かいて、保健所がきてPCR検査をしたり、、
何より、防護服や特別なマスクなども十分でない状況の中、コロナ患者かもしれない方の部屋に入るのは、志村けんさんが亡くなったこともあり、足がすくむほど恐怖だった事を覚えています、、
そんな時、他の病院から前に退院した方が再入院してくるという、連絡がありました。
その方は、脳梗塞後遺症の為、うちの病院でリハビリを終え、元気に退院された方でした。
でも
再入院してきたその方を見た時、絶句しました。
その方は麻痺も軽度だったので、普通に自分で食べ、歩き、退院する頃にはすっかり麻痺もよくなっていました。
でも、再入院してきたその方は、声かけにも反応せず、目も合わず、喋れず、口から物を食べることも出来なくなり、鼻からチューブをいれて栄養をとっている状態でした
病院からきた、要約書を読むと、うちの病院を退院後、一人暮らしをされていましたが、再梗塞を起こされた、とのこと。
でも、おかしいと感じたその方は、ちゃんと自分で救急車を呼び、歩いて救急車に乗っていたのです。
しかし、コロナの第一波の真っ只中だったその時、少し熱があるということで、コロナを疑われ、搬送先が何時間も決まらず、ようやく決まって、再梗塞と診断されたときは、すでに手の施しようのない状態だったと、、。
コロナ禍でなければ、早く治療もでき、またリハビリで元気になっていたかもしれない、、。
ありがとうね、と元気に退院されていったその方が、何の反応もしなくなり、手を握って話しかけても目も合わず、ただ1日3回、栄養剤を流すときは、本当に胸が押しつぶされそうでした、、、。
コロナが増えていくといつもその患者さんのことを思い出します。
コロナの陰で助かるはずの命が助からないことや重大な後遺症が残ったりしている人がいるのだと、、。
早く元の医療ができる正常な世界が戻ることを願います、、。
長くなりましたが読んでくださりありがとうございます