昨日の続き

N先生は僕が中学一年の時に

途中にも かかわらず隣の隣にある中学に転任した

 

僕の兄の時代は不良が全盛期で

当時の金八先生でも

とりあげられた校内暴力などが

問題になってた時代

 

わが校も

当時は

荒れに荒れまくてたらしい

 

しかし

  

そのN先生が赴任してきたとたんに

不良たちは影を潜めるどころか

スポーツ少年へと変貌し

大阪でもスポーツで有名な中学と変貌する

 

そんな不良の方々でもビビる先生も

僕の時には不良も時代錯誤となり

おやくゴメンとなったのかは定かではないのだが

 

恐れられまくってた伝説の教師が転任することになる

 

当時中学の僕の時代は

中学三年間は

必ず部活に入らなくてはならなくどの部活も

とにかく厳しいし 練習もハンパない

 

そして少しでも問題を起こすようなことがあると

サッカー部に入れられ

先生の愛の個人授業がまっている・・・

 

僕は三つはなれた四男が

柔道部で

大阪で優勝するぐらい

強かったのもあり

ほぼ強制的に柔道部へ

 

N先生はサッカー部の一応顧問となってるが

全部活に好きなとき好きな時間に顔を出し

全部活の顧問的な感じ勝手になってたもので 

どの部活も

とにかく練習が えげつない(-_-;)

 

地獄を覚悟していた僕の中学三年間

もちろん髪型は丸坊主

軍隊並みの練習

先生の転任を聞いた瞬間

レボリューション 革命だと電気が走った

思いだった

 

そんな先生も 僕の時代に

突如 流行ったビーバップに憧れ

むかしに くらべりゃカワイイもんやけど

少しだけ あれてた隣の隣にある中学に

転任することになった

 

僕の兄四人は

全員お世話になりすぎるぐらいなった先生

 

ビビりすぎて学校から逃げた事もあった

そんなある朝 

 

”功力く~ん一緒に学校いこ”と

 

兄貴の友達らしき声だが

何か違う感じの声 

 

その声をきいたとたん

三男が 二階の窓から塀をつたって

裏の庭に逃げ そのまた裏の大和川に逃走

 

オカンが玄関に出ていき 

  

”先生 三男裏から逃げましたわ”と笑う

 

なんと鼻を つまんで友達のフリをして

”功力く~ん!一緒に学校いこ”と呼んでたのは

先生だ

ほぼ毎朝そうして迎えに来る 

子供の僕には変な光景やし

いやぁ なんちゅう先生やねん!と思ってた

 

裏から逃げたと聞くと

”そうですか”という先生は

すぐ大和川を逃走中の三男を追いかけ捕まえ

中学に連れて行く そんな日々

 

僕の兄四人のおかげで

すっかり功力家とN先生は

親密では あるがゆえに

 

僕の中学三年間は功力兄弟であるかぎり

むちゃくちゃになるのは確定で

 

とにかく おとなしくする

そして できれば 

功力という名前をバレないようにしようと入学と同時に誓う

 

そんなある日の体育の授業で・・・

つづく