JRグループのスーパー「pivot」主催の乾物料理教室に参加しました。
乾物は2度目の参加になります。
前回同様、メイン講師は…

 

船橋の長渕剛!!

…こと、千葉県の海藻・小魚の加工卸会社、(株)リアスの坂詰専務です。
震災以降は海産物加工の流通業という立場で沿岸部の復興支援に動いてらっしゃるそうで、生産者さんの状況等の紹介もありました。


なんてったって全3時間中、2時間近くが専務による乾物の講義という、メチャメチャ熱い人!
全国をまわり、こういった料理教室や講座を開いているということで、お話しも上手な方でした。

 


後半には私も食の勉強会でご一緒させて頂いている、十三浜の漁業協同組合「浜人(はまんと)」阿部勝太さんが参上!!
朝採りわかめと茎わかめを携え、スペシャルゲストとして登場しました。


阿部さんの挨拶の第一声が印象強かったですね。。。


「震災があって漁場生産者は2つに分かれました。
“顔がわかる生産者”にはどんどん支援の手が届き、かたや仲卸や問屋が5つも6つも中間業者が入る“顔のわからない生産者”には、支援の手が全く届かず、次々つぶれていきました。」


十三浜は、後者に当たる生産者。
家も養殖場も流され、「このままでは潰れる」と思った阿部さん達若手は、仲間と共に漁業生産組合「浜人(はまんど)」を立ち上げ、漁師同士が協力し、共同で作業することで漁を再開させたのです。

漁業者自らが収穫から加工、販売することで、収入の安定と繋がりを作っていく漁業の新しい形です。


実は私も「十三浜わかめ」の素晴らしさに気づいたのは、震災があってからです。


ここのブログでも時々触れていましたが、実家が近いので、小さい頃からわかめと言えば十三浜のもので、一人暮らしを始め、結婚して所帯を持ってからも、ごく自然な流れでわかめだけは実家経由で譲ってもらっていました。


それが震災後1年間は“いつものわかめ”が手に入らず、最寄りのスーパーや外出先の海鮮市場等で買わざるをえなかったのですが、率直に言えば、美味しくない。。。


そのほとんどは県外物でしたが、まず歯ごたえが全く違う。
“いつものわかめ”は肉厚で、シャクシャクとした食感がとても美味しい。
そして決定的なのは鮮度で、少し時間が経つと途端に水々しさがなくなってしまうんです。

今まで当たり前に食べていたわかめの素晴らしさに、恥ずかしながら震災があって初めて気づかされたのです。
だから阿部さん達のように声を上げて行動している若手は、応援したいですね。


実は今月末、念願かなって「浜人」さんに見学に伺う予定になっているので、非常に楽しみです!
ちなみにこの日は阿部さんに密着取材をしているNHKの記者さんが、TVカメラ片手に張り付き状態でした。
日曜夜、『情熱大陸』にぶつけた番組(確か。。)で放送されるようですよ。

 


朝採り茎わかめ!
大好きですー!!



茹でるとこんな鮮やかな緑色になるんです!



そして朝採り生わかめ



熱湯で軽くしゃぶしゃぶすればOK!
日本人で良かった!日本酒が欲しくなるなぁ(苦笑)





この日作った4品プラス、事前にスタッフさんが作って下さったものを詰め合わせて豪華ランチ!
塩昆布大豆パスタやカット昆布入りエビとアボガドのサラダ等、どれもこれもパパッと簡単に出来るメニューばかりでした♪

色々 濃厚な時間でした。ありがとうございました!

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