1月にアップして以来、かなり間があいてしまいましたが、「喜多方酒造り講座」の続きを…。

1回目の内容は下記リンク参照願います。
喜多方 酒造り講座① 初日
喜多方 酒造り講座① 2日目


「弥右衛門」醸造元 大和川酒造店 飯豊蔵
気持ちの良い快晴。青空に白壁と木造りのコントラストが映えますね。



この日の作業は「洗米」。
原料米は、福島で開発されて酒造好適米「夢の香」。


初日に体験したジェット気泡洗米機「ウッドソンMJP」は使わず、昔ながらの手作業による洗米で、10㎏×9袋分を作業します。

まずは樽の中で米をほぐす作業から。
佐藤社長自らがお手本を見せてくださいます。

樽の中で米を回転させながら、途中固まりをほぐしながら洗いあげます。



シャワーリングで仕上げ。
白く濁らない程度まで洗いあげる。



浸漬。
目標は吸水率30%とのこと。



時間経過で、吸水率が何となくわかるそうで、
「吸水された所は白く濁ってくるが、半透明部分はまだ硬い。
この状態で7割5分」と説明する佐藤社長。

「米の種類によって吸水速度が違うし、毎年状態が違うため、手洗いの場合は目で確認するしかない」とのこと。



今回もタイムキーパー専任が一人。
原料処理は、まさに時間との闘い。10秒単位のシビアな世界です。



さっ!私たち塾生の出番。
教えて頂いた手順に従い、持ち場を変えて、各自実習。



ザルに上げ、水気を切ったら、布の上に広げ…



2人でシーソー状に引っ張りながら、水気をしっかり切る。



乾燥した手に米がくっつかなければ、OKとのこと。
水を充分吸って、適切な水分を含んだ米がパラパラな状態で綺麗。



布で巻いて、一晩置いておきます。



ここからは前回同様、「水麹」作り。



タンクに水を入れ…



あらかじめ造っておいた麹を…



タンクの中に入れる。



時間差で蒸し米があがり…



搬出口から出た米をダッシュで酒母タンクに投入し、本日の作業終了。



この日は塾生の方が打ち立て蕎麦をその場で茹で上げ、
蔵の休憩室で頂くという、なんとも贅沢な昼食でした。



美味しかったなぁーー(^^)

ということで〔蔵体験レポ〕③へと続きます。

===関連リンク
喜多方 酒造り講座① 初日
喜多方 酒造り講座① 2日目