自然災害が身近なリスクになろうとしている | ライフプランニングはお金の未来予想図

自然災害が身近なリスクになろうとしている

一昨日、埼玉県と千葉県で竜巻が発生しましたが、今日は栃木県でも竜巻が発生したようです。被害を受けられた方には、心よりお見舞い申し上げます。

今回の竜巻だけでなく、昨年(2012年)5月には日本の観測史上最強の竜巻が茨城県を襲っています。そして、各地で発生するゲリラ雷雨や西日本の記録的豪雨など、かつては日常のリスクとして考えづらかった自然災害が、もはや普通に起こりうるリスクになってきたことを感じます。

一昨年(2011年)に起きた東日本大震災をきっかけとして、自然災害リスクに備える意識はいっそう高まっていることは、火災保険への地震保険付帯率が毎年のように伸びていることからも伺えます(損害保険料率算出機構の発表資料より)。

大きな地震の場合は、発生は何十年、あるいは何百年に一度と言われていますが、風雨による災害は、毎年のように警戒するべきリスクと言えるでしょう。
防災用品の準備や自宅内外の耐震補強など、災害への一次的な備えはもちろんですが、万一被災してしまった時の二次的な備え(経済的な備え)も忘れてはならないものです。

今回起きた竜巻の被害であれば、火災保険に入っていれば補償があります。
火災保険というと、火事の時の保険というイメージがあるかもしれませんが、風雨や飛び石で家が壊れた場合や、台風や河川の氾濫での床上浸水、盗難などの他、壊れた家屋のがれきを片付ける費用を補償してくれる場合もあります。つまり、火事や自然災害など、日常生活のさまざまな被害を補償してくれるのです。

近年、頻繁に発生する自然の猛威に対して、少しでも防御する体制を作っておくことは、喫緊の課題になったと言えるのかもしれません。
もはや「自分だけは大丈夫」とは、とても言えません。災害に遭ったときに住まいが壊れて住宅ローンだけが残った、ということにならないよう、保険を活用して万一の時の経済的備えを持っておきたいものです。