学ぶことはいいから、とにかく行動せよということをよく耳にします。
しかし、行動ばかりに目がいくというのは、的を見定めずに思いっきり弓矢を放つようなもの。
力強く遠くに飛ばせば飛ばすほど、命中率は下がります。
ですから、行うよりも前に、しっかり学んで型を知ることが大切だと言わざるを得ません。
このことは、行動ばかりを重視して、学問を軽んずる人への戒めとすることができましょう。
また、机の上で学ぶことばかりを重視して、実際に行動しようとしない人がいます。
そのような者は、的までの距離や大きさについては良く知っているのに、一度も弓を手にとって練習したことがないようなもの。
練習もせずに矢を放ったところで、的を射ることができるはずはありません。
したがって、学んだとしても行動が伴わなければ意味がないと言わざるを得ません。
以上のことは、学問ばかりを重視して行動しようとしない人への戒めとすることができましょう。
われわれは、知識か行動か、どちらか一方に偏りがちです。
行動の伴わない知識は真の知ではなく、知識の伴わない行動は真の行いではありません。
知識と行動は二つにして一つ。
どちらかに偏ることなく励むことで、真の知、真の行いが完成するのです。

