こんばんは。自伐班)久保です。
アルパカやニホンザルなどの話のほうが弾むんですが、林業の話をしなくちゃな……と思ったので無理くり書こうと思います。
4期生の初期教育は6/24を以って全行程が無事に終了、プロジェクトチームは解散しました。
みっちり組んだスケジュールに、4期生の二人はよくついてきてくれ、予定より少々早く終わりました。
作業道も約220メートル、4期生だけで敷設しました。
彼らが作った道は、既存の作業道幹線の傾斜が急な難所を迂回してから幹線に合流する、いわゆるバイパス。
今まで手付かずだった、緩やかな傾斜の荒れた平野部を蛇行しながら上がっていき、幹線の難所を越えたあたりで合流する計画でした。
4期生がルートを試行錯誤しながら作り、無事開通。
これを以って教育期間が完了。4期生はこれから自分たちで考え、各々で活動をしていきます。
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(幹線に合流した瞬間。長かったね。お疲れさま)
このバイパスを通すために開拓した平野部は、プロジェクト解散後も4期生が整備を続け、村民に散策してもらえるような場所にするとのこと。
私は遠い空の下で完成の日を待ちたいと思います。
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さて、3月からこっち、4期生の初期教育ということで、もっぱら口だけだして、あとは温かく見守っているだけ(2期生長尾隊員に鞭役を押し付け、自分は飴役を担当した)の日々だったので、プロジェクト解散後、私も自分の活動を再開しました。
「ここは初心に戻って、まずは最初に整備した村有林の下刈りでもすっかな!」
ということで刈払機をひっさげて出陣したのですが、なんということでしょう、そこにはノアザミやタンポポなどの可愛らしい野花たちが咲き誇っていたのです。
「こいつぁいけねえ…!」
私は生来、花を刈れない体質なのです。
ほっこりしながら仕方なく山の奥の平野部に行くと、そこには背の高い、白い可愛い花が乱れ咲き。
「ここ、こんなに花咲くっけ…?」
写真を撮りgoogleレンズで調べてみると、ハルジオンまたはヒメジョオンとの結果。
葉の付き方から判断できるとのことで、どうやら「ヒメジョオン」らしい。
漢字で書くと「姫女苑」。
名前も美しい、可憐な花だけど、ちと多すぎるな。
更に説明を読み込む。えーと、なになに……
通称「貧乏草」!?
「きれいに手入れをされた庭には生えないけど手入れの行き届かない貧乏な人の家の周囲に生えているから」だぁ?
頭に血が昇る。
「こうなったら我が真紅のシュレッダーブレードで根こそぎ刈ったるわ」
と、思ったのも束の間、
「折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまう」との情報が飛び込む。
(これ以上貧乏になったら、二度とケンタッキーが食べられなくなるぞ……)
刈らざれば貧乏人呼ばわり、刈らばケンタッキーとの絶縁……。
これは山に試されているのかもしれないと感じた私は、迷わずヒメジョオンを最優先保護対象にした。
ヒメジョオンには触れないように細心の注意を払って刈払いを実施。
(ミスってちょっと刈っちゃった)
ヒメジョオンの花言葉は「素朴」、「清楚」。
可愛い花。
好きに咲きな。
<ニホンザル情報コーナー>
八戸公園に行ったら、サル山に赤ちゃんサルがいました(6/21)。
以上です。