こんばんは。

3月より、自伐型林業担当として着任した山本幸大です。

九戸村の皆さま、このブログを読んでくださっている方々、これからの3年間、どうぞよろしくお願い致します。

 

九戸村に来て、一月が経ちました。

生まれて初めての雪かき、山友会の方々との折爪岳登山、凍結した路面での運転といった新しい暮らし。

協力隊の活動においても山に入るための準備、チェーンソー講習の受講、実際に施業させていただく山林での練習など、これまで経験したことのない日常に多少の戸惑いを感じながらも、新鮮な驚きに満ちた日常を楽しんでいます。

 

ここに来る前の数年間を東京で過ごしていたので、そのことを村の方々に伝えると、

「こんな何もないところへよく来たね」

と何度か言われたことがありました。

確かに娯楽施設や深夜まで営業している店は少ないかもしれません。それでも、雪に覆われた山々の美しさに息を呑み、雪解けと共に少しずつ膨らんでいく蕾を見つけては春に想いを馳せたりと、都会では感じにくかった自然そのものを日々肌で感じられています。

毎日見ていても見飽きることなく綺麗だと思える景色があるというのは、“何もない”を補っても余りあるぐらい豊かなことなのではないかと思っています。

 

「人が入らなくなり荒れた山林を、また人が来たいと思える里山に戻していく」

そんな活動がしたいと思い、林業は未経験でしたが、この世界に飛び込んできました。

頭でっかちなので、自伐型林業に夢と理想だけはたっぷりと託してきました。それが実際に可能なのか、食い扶持は稼いでいけるのかは、これから3年間をかけてじっくりと向き合ってみたいと思います。

これからも、実際の現場に入ってみて感じたことや村での暮らしをこのブログに綴っていきますので、ご興味のある方は読んでいただけたら幸いです。

 

それではまたの機会に。