お疲れ様です。林業班立花です。
さて、新年度の私有林整備に向けた準備を日々進めている中で、
今日は晴れたかと思えば雪や雨に見舞われたりと激しく天候が移り変わる一日に。
春を感じる高揚感もそこそこに午後は内勤に切替えての対応としました。
帰途、遭遇したツグミ
(ナインズファーム付近で。めったに鳴かないのでツグミと
名づけられたとか・・。もうすぐ北へ帰ります。)
ところで、
画像の文庫本『木(著者 幸田文)』は、私が森林に興味を持ちはじめ情報収集していた約3年前に出会い、樹木に対する向合い方や独特の表現にハマり、時折読み返している本なのですが、
実はこの本、カンヌ・ハリウッド両国際映画祭のノミネート作品『PERFECT DAYS』の中で、主人公・平山(役所広司)が寝っ転がりながら読んでいた本でもあります。
※鑑賞中、この本に気付いたときには鳥肌が・・・。
映画では、淡々と過ごす日常の中で樹木の成長や木漏れ日を慈しむ様子が丁寧に描かれているのですが、主人公が古本屋に立ち寄り『木』を手に取るシーンでは、店主が「幸田文はもっと評価されていい作家だよね」ともつぶやいていて、
なかなか広がらない我々の活動(環境保全型林業)に重ね合わせ、救われたような気持ちになったことを思い出します。
『木』も『PERFECT DAYS』も環境保全を訴求する内容ではありませんが、両作品とも一度触れていただければ、何らかの切り口で関心を持ってもらえる自信あり。
時間がある方、是非覗いてみてください。
以上です。