スイッチ:CPUは高性能がお勧めだ
メモリーも最低2ギガは必要か
ハードディスクは500ギガもあれば十分だ
結城:スイッチ君アドバイスありがとう
ボッスン:あれ?今誰か来てなかった?
スイッチ:ああ結城さんが入り込んできた
ボッスン:へ?
ヒメコ:おっ?偶然やなぁ なにしとんねん こんなところで 寂しいやっちゃなぁ
ボッスン:おめえもだろ
ヒメコ:おおなんか照れるやん どっか行けやお前
ボッスン:こ、こっちのセリフだ 休みの日までおめえのツラとか見たくねえっつんだよ
ヒメコ:お前行けや
ボッスン:いやお前行けば
ヒメコ:お前行け!
ボッスン:いやお前が行け!
ヒメコ:お前が行け!
ボッスン:お前が行け!
ヒメコ:もうええわ!
ボッスン:おい あれ
ヒメコ:ん?
結城:お待たせ スイッチ君
スイッチ:いや 別に待ってなどいない
結城:あっそう
スイッチ:では行こうか
結城:行きましょう
ボッスン&ヒメコ:なにあれ!?
ヒメコ:見た?
ボッスン:見た!
ヒメコ:どういうこと?
ボッスン:どういうことだ?
ヒメコ:どう思う?
ボッスン:お前どう思う?
ヒメコ:もう ええわ!
ボッスン:あの二人まさかつきあってんじゃねえか?
ヒメコ:え?
結城:すてきなところ・・・ ここは有名な心霊スポットなのよ
スイッチ:お~この辺りは ひときわ電磁波が強いようだ
結城:いやだ 霊気よ霊気
ボッスン:いやいやいや そんなことねえよな
ヒメコ:せやな
ボッスン:けど ひょっとして・・・
ヒメコ:デパート入ったで
ボッスン:デパート?
結城:私が言いたいのはね己の考えの指針となるものが違うだけで
私のオカルティズムとあなたの科学への妄信は根本的に同じということなの
あなたに私を否定する権利なんてないわ
むしろ神秘的な領域に眼が向けられない分夢がなく 発想力に乏しいと感じるわ
スイッチ:「信じる」「夢」などの単語が出てくる時点で見当違いの話だ
科学は法則であって信じるものではない
君の好物である超自然的な事柄は
科学で実証されていないか眉唾的な噂の類に過ぎない
結城:お話にならないわね説明のつかない現象だからこそロマンが詰まっているというのに
スイッチ:俺にとって重要なのはメカニズムだ
納得のいく仕組みが説明されないものを信じるほうがどうかしている
周りの人たち:クスクス・・・
ボッスン:何ですぐ言い合いするんだあいつら!
ヒメコ:頼むからやめてくれ 人前で恥ずかしいわ
スイッチ:エスカレーターで行くか
結城:そうね
ボッスン:何してんだ?
結城:スイッチ君 なぜ大型家電量販店じゃなくデパートなの?
スイッチ:それはここを下見したあとだ
結城:えっ?ここで買わないの?
スイッチ:いや この町の全部のお店をまわって一番安いところで買う
本当は都内全部をまわりたいところだ
結城:私のためにそこまでしてくれるなんて・・・
スイッチ:あくまで俺自身のこだわりだ 誤解するな
ところでパソコンはホームページを作るために使いたいと言っていたな
結城:ええ オカルトの趣味を公開するの
構想はできているのよ 超常現象からオカルト映画まで
コンテンツは豊富に展開していく予定なの
スイッチ:いや そのサイトは絶対に見に行かないから説明しなくていい
主な用途がインターネットならこの辺りのパソコンが妥当だろう
結城:今日はわざわざ買い物につきあってくれてありがとうスイッチ君
スイッチ:例には及ばない 俺はスケット団として依頼を引き受けたにすぎない
ヒメコ:えっ?依頼?
ボッスン:あ~そういや昨日そんなこと言ってたな
ボッスン:あれ?今誰か来てなかった?
スイッチ:ああ結城さんが入り込んできた
ボッスン:へ?
スイッチ:なんでも ノートパソコンを買いたいらしく
そのことを相談できる人を捜していたらしい
ボッスン:えっ?それでお前のところにか?
スイッチ:他の友達はみんな忙しくて
最後に仕方なく俺のところに来たようだ
ボッスン:やっぱりね
スイッチ:俺も仕方なくパソコンに関する知識を余すところなくすべて話してやった
ボッスン:嫌がらせだろそれ!
ヒメコ:なるほどな そんで結局パソコン買うんにつきおうたっとるわけか
ボッスン:意地悪なんだか親切なんだかよくわかんねえ奴だな
ヒメコ:いやでも珍しいわな スイッチが犬猿の仲の結城さんにここまでしたるなんて
結城:よく分からないけど任せるわ
スイッチ:次は東口のビックリカメラに行こう あそこの特徴はポイント制ではなく
現金割引ということだ
ボッスン:だーかーらー あいつらまんざらでもないんじゃない?
ヒメコ:うぉ~なんかイヤやそんなん でもなんやろ このキュンキュンする感じ・・・
店員:スキンチェックいかがですか?
あら 若いからって油断しちゃ駄目よ 荒れたお肌にはまずこの化粧水が・・・
結城:いらないわ!
店員:ひぃっ!
スイッチ:君はいまどきの高校生のようなオシャレはしないのかい?
結城:え?
スイッチ:年ごろなんだし 彼氏ができてオシャレを始めたりしても当然だ
ボッスン:あ~もう あいつまたケンカ売るようなことを
ヒメコ:女の子になんちゅうこと言いよんねん
結城:そういうことには縁がなかったし これからもなさそうね
スイッチ:君は恋やオシャレに興味がないわけではなく
オシャレしていない自分には恋はできないはずだと言い訳しているに過ぎない
結城:余計なお世話よ 放っておいて欲しいわ
へコヘコアザラシ ヘコヘコアザラシ・・・
ボッスン:スイッチ呪われてるぞ!
ヒメコ:気をつけて~
スイッチ:余計なお世話ついでに言わせてもらうと
これは一般的な男子の見方だが・・・
容姿的な面では君は決して悪くないと思う
上手なアイメイクを覚えれば印象は大きく変わるはずだ
眼の下のクマや薄い眉も怖く見える原因かもしれない
薄い眉はアイブロウでフォローできる
パウダーチップの先端で眉頭にいろをのせ 細いチップで眉毛に沿って描けばいい
眼の下のクマはコンシーラーを使うべきだ
自分の肌より少し明るめの・・・以下省略
ヒメコ:あいつなんであんなに化粧に詳しいねん
気持ち悪っ
結城:なんだか目からうろこが落ちた思いよ
スイッチ:君が言うと恐ろしいんだが その言葉
結城:私は実は美少女だったのね
スイッチ:いや そうは言っていない
結城:スイッチ君 私のこと好きなんじゃないかしら?
スイッチ:いや それはない
結城:私 スイッチ君のこと好きになったらどうしよう
スイッチ:それは新しい呪いの言葉か?
今回はとりあえずここまでっていう事で
