「お茶摘みは、何を摘むの?」

答は「一芯二葉」。

芽の部分が「芯」。

「芯と、すぐ下の二枚の葉」を『いっしんによう』と呼ぶ。

この部分で製造された茶は、栄養成分も香りも、他の部位の茶葉とは異なる高級品。

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「一芯二葉」の生化学的分析を調べたら論文が見つかりました。

著者:大西利幸,小埜栄一郎

題名:茶の香気成分の貯蔵メカニズム 茶は香りをどのように繋ぎとめるのか?

雑誌情報:日本家政学会誌 Vol. 67 No. 4 238~242(20日16本)家政学会誌 Vol. 67 No. 4 (2016)

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この論文では、「一芯二葉」では、CsGT1 や CsGT2と表記される遺伝子の発現が明らかに高く、それらが茶の香りと関連することを2016年に報告しています。