「雪の幻想」は一週お休み。。。というのも、先日、兄の結婚式がありましたもので(*^.^*)。 披露宴で演奏してほしいという兄夫婦の依頼で、余興で箏の演奏をしてきました。

 
 曲目は「一人で奏でる春の海」。宮城道雄先生作曲の「春の海」はとても有名ですからおそらく皆様ご存知と思いますが、その曲を作曲家の高橋久美子氏が箏独奏に編曲したものが「一人で奏でる春の海」です。本来は箏と尺八の二重奏ですが箏だけで演奏できる「一人で奏でる春の海」。宮城先生の原曲に勝るとも劣らない名曲に仕上がっていて、大のお気に入りです。以前私がYouTubeにアップしたものはコチラ。
https://www.youtube.com/watch?v=oiTlpGZMQng
 
 この曲はもう何度も弾いていますが、兄の結婚式はやはり「一生に一度のこと」、私自身も相当気合いを入れた一回きりの演奏をして、兄夫婦や出席者の方々にも喜んでいただけたよう。私も大変幸せでした。
 その喜びも束の間、数日後発熱。気合いを入れすぎた知恵熱か(笑)と私も周囲も笑っていましたが病院でインフルエンザa型と判明。おとなしく一週間を過ごすハメとなりました。。。
 
 「春の海」は衛藤公雄先生が演奏された録音が、私の知る限り2種類あります。ヴァイオリニスト江藤俊哉氏との共演のもの、そしてBud Shunkというアメリカ人フルート奏者との共演のものです。江藤俊哉氏はアメリカのカーネギーホールで日本人初の演奏をしましたが、衛藤公雄先生はそれに次いで二人目に演奏をしました。そのお二人による演奏です。Wエトウの「春の海」はCD「奇蹟の爪音」に収録されていますから、そちらをお楽しみください。
 下記は、Youtubeで公開されている Bud Shunk のフルートとの共演です。48分30秒あたりからが、「春の海」です。 皆様が普段聴き慣れている「春の海」とは、少し違って聴こえるのではないでしょうか? こちらも是非お楽しみください。