昨日2/2、また関東でも雪が降りました。最近は犬たちもさっさとお散歩を済ませて帰宅。♪庭駆け回り、、、とはいかないようです。

 
先週月曜日、ある地域ケアプラザで箏の演奏をしてまいりました。教室のお弟子さんが以前勤めておられたケアプラザで、お弟子さんからの依頼でした。有名な「春の海」、そして「千鳥の曲」を選んだほか、衛藤公雄先生作品からは、「箏独奏によるさくら」と「薫る花」を演奏しました。「箏独奏によるさくら」は私の独奏、「薫る花」はお弟子さんと合せした。
 
「さくら」はやはり日本人の心、なのでしょうか、弾き始めるとお客様は揃って歌い始められました。衛藤先生のさくらは、「さくらの変奏曲(variations)」です。全ての変奏(variation)に歌をつけられるものではないのですが、それでも音楽の流れに沿って上手に歌っておられたのには驚かされました。
 
「薫る花」は、原題「すずらんの歌」。衛藤先生が戦時中、北海道へ疎開することになったお弟子のために書かれた曲とのことです。戦争による一つの別れに際し、先生のはなむけのお優しいお気持ちが込められた一曲です。
 
ご年配の方にも受け入れられ易い、静かで優しい音楽。皆様ずっと耳を傾けておられました。ケアプラザの皆様、お聴きくださりありがとうございます。
 
衛藤先生の曲をホールだけではなく、今回のような施設やボランディアなどでより多くの方々に聴いていただけることも、私の活動の一つです。
 
以下は当日の写真です。
お弟子さんとのあわせ。