皆様、大雪お見舞い申し上げます。
衛藤先生の作品に「雪の幻想」という作品がありますが、今回の大雪のイメージではないなと思いながら降り積もる雪を見ておりました。
先週の記事の後に、「渡辺先生は衛藤由布子が本名ですか?」というお問合せを戴きましたので、今回はその話を書きたいと思います。
以前、衛藤門下ではお免許が「初伝」「中伝」「奥伝」「皆伝」「助教師」「教師」「師範」「大師範」と進んでいくという事を書かせていただきました(コチラ 参照)。当時は、この中で教師までは自分の名前でのお免許を戴きますが、師範以上になりますといわゆる「名取り」となり、衛藤の姓を頂くことができます。ですから、先週のお免状に「衛藤由布子」となっているのは、師範の時に名取りとなり衛藤の姓を頂いたためなのです。
もう少し話を続けますと、衛藤門下では、助教師になりますと看板を戴きお教室を持って良いことが許されます。私は中学二年生(14歳)の時に助教師となりました、、、もちろん、お教室を開いたのはもっと後の話です。
写真は衛藤先生に戴いた看板です。左は助教師(14歳!!)になった時に頂いたもの、右が大師範になった時に頂いたものです。左ははまだ名取りにになっていませんので渡辺由布子のままですが、右の大師範の看板は名取りになっていましたので衛藤由布子になっています(と言いながら、今の私は「渡辺由布子」で活動しています)。
私がまだ大師範になりたての頃、既に「衛藤由布子」の名前を戴いていたのですが、「渡辺由布子」の名前で演奏会に出たことがあります。この演奏会には衛藤先生のお姉様の大塩先生のご指示で「渡辺由布子」で演奏したのですが、演奏会の数日前に衛藤先生から「衛藤由布子の名前で出てほしい」というお電話を戴きました。その時はもうチラシ・プログラムも出来上がっていましたので「渡辺由布子」のまま出演しましたが、衛藤先生の寂しそうなお顔を今でも思い出します。
追伸: 私のお教室は横浜の上大岡から徒歩2分。教室のHPは コチラ です。