P&Gさんの結弦くんとか、国民栄誉賞おめでとうプロジェクトの結弦くんのサインとか、色々ニュースが来ていますが...
今日の当ブログは、昨日のお約束通りこちらの感想を(*´꒳`*)
「シンプルな美しさ」かな
まず、表紙のこの美しさに心奪われます
SEIMEIの白いお衣装の結弦くんは、平昌の会場のこの高貴な紫にとっても似合いますよね
凛としたこの結弦くんの表情も、この「魂のプログラム」にこれ以上似合うものはないと思うほどのお写真のチョイスだと思います
中を見てみると、歴代のプログラムのお写真と、そのプログラムを解説する文章のみ
お写真はため息が出るような美しいものばかり...
大好きなものがたくさん収められていて、本当に感謝です
プログラムを解説する一文も、見る側のイメージを邪魔しない文章
それでいて私がうまく表現出来ないイメージや感情を、的確にここに記していただいたような...
そんなシンプルな作りだからこそ、結弦くんとプログラムの美しさが際立つような
結弦くんが自分のプログラムをこんな風に見て欲しいという想いが、この一冊に込められているような気がします
さすが羽生結弦著、です
どのプログラムもそれぞれに想い出もたくさんなのですが、中でもとても強く印象に残ったのがSEIMEI
2015年〜2016年シーズンに初めて披露して、平昌シーズンで再び演じたプログラム
歴代最高得点を更新した最初のシーズンのSEIMEIも、言葉がなくなるくらいに結弦くんの凄い演技と心を見たと思ったのですが
この本を見ると、平昌のSEIMEIはそれ以上の特別な結弦くんの気持ちをひしひしと感じて...
彼はどれほどにこの場所を、この時を大事に思ってリンクに立ったことか...
自分の一生をかけて再び演じると決めた、SEIMEIというプログラム
その「特別」という彼の想いは、SEIMEIのプログラムと何時も一緒だった
プログラムを磨き上げるたび、それは重なって
その表情、纏う空気
3年前の初めてのシーズンとは全く違うと、お写真から感じる
平昌のSEIMEIから感じた、幾重にも重なった「特別」が満ち溢れたあの時の想い
収められたお写真から、たくさんたくさん感じました
磨き上げたものをさらに重ねる
同時にその想いも重ねる
再演することで、色々言われたこともあったけれど
それがどれほど大切だったかを、あの舞台で証明してみせた
そういう意味ではバラードも同じだと思うのですが、やっぱりフリーで全てが決まるので、外側に出てくるものも特別なものがあるのかなと思います
私は平昌も行っていないですし、バラードもSEIMEIも試合で見たことは一度もないですけれど
こうして空間や時間を超えて、その時の心や想いをその姿で伝えることが出来る
こんな人、もう2度と出会えない
結弦くんという素晴らしい人に出会えて、本当に幸せだと思います
一緒に収められた結弦くんのメッセージが、能登さんの写真集を見た時の自分の感想と全く一緒だったことを知りました
今まで育ててくれたご両親
自分のスケートを支えてくれた、今まで出会ってきたコーチの方々
応援してくれたファン
自分の演技を見てくれる全ての方々に、最高の演技を
結弦くんが出会ってきた、珠玉のプログラム達
そのプログラム達への重なった想いが、彼を成長させた
そして、結弦くんが全身全霊で傾けた、全てのプログラムへの一途な愛情
「魂のプログラム」
このタイトルそのものに彼の姿と心が収められた、本当に美しい一冊でした
前のブログを立ち上げたばかりの頃は、こうしてよく読んだ本や番組の感想を書いていたけれど、そのうち書かなくなってしまって...
ブログを復帰して、今またこうして感想を書いてみて、やっぱりいいなって
今後も時間を見て書いていけたらと思います
お写真はゲッティさんからお借りしました
今日もご覧下さってありがとうございました