最近、というか今年になってから割とクトゥルフ神話をフォローしている。
クトゥルフ神話というのは作家H.P.ラヴクラフトによる架空の神話群で、他の多くの作家も同じ世界観やアイテムを使って作品を作っていたりする作品群の総称。
とざっくり言うとそういう感じ。
内容的には
地球には有史以前に強大な力を持った神々(その姿は海棲生物に似る)がおり、それらは現在も封印され、眠りについているだけであり、ふとした出来事でその一端が人類の領域に顕現する。
そうしたエピソードが主になっている。
と思う。
この古の神々「旧支配者」はいずれ覚醒し、地上の覇権を取り戻すと言われている。
クトゥルフ神話の多くの邪神やクリーチャーが不定形であったり、主にタコやイカなどの海棲生物に似た姿なのは欧米ではタコがデビルフィッシュなどと呼ばれており、恐怖の対象だからみたいなお国柄的な背景があると思われる。
海産物はとりあえず食べてみる日本人にはこの辺の感覚はちょっと共有しづらいかも知れないと思う。
最近はTRPGの、ちょっとしたブームに寄って割と有名になってきつつあると思う。
関連書籍も昔よりは手に入れやすくなった。
僕はこの終末思想みたいないずれ蘇る「旧支配者」による世界の破滅みたいなのがとても気に入っていて、それで若い頃は結構原典の訳本も読んでいたけど、正直ラヴクラフト氏の文章はあまり読みやすいものではないので、最近は主に渡辺剛氏のコミカライズ版を読んでいる。
まぁにわかってことですね。
クトゥルフやその登場キャラクター自体は結構前から僕の好きな「女神転生」シリーズに出てくるので、クトゥルフ、ハスター、ヨグソトス、ニャルラトホテプなどと言えば知ってる人もいるかと思う。
これから読むのであれば、読みやすいのは渡辺剛氏の漫画作品か、「ク・リトル・リトル神話体系」なとが良いと思う。
読解力に自信のある方は「ラヴクラフト全集」でも良いかも知れない。
貴方も深淵からこちらを見つめるその視線に気づく日が来るかも知れない。