元々はコーヒーか紅茶かと言われたら基本紅茶を飲んでいた僕ですが。
所属する劇団のとある公演で「コーヒーに詳しい人」の役をふられまして。
セリフに「マンデリンありますか？」
てのがありました。
当時は「マンデリン？なにそれ？」だったんですが、流石に飲んだことないのはまずいかなと思い、稽古場に行く途中の喫茶店によりました。
その当時はコーヒーを豆で分けて出してるお店とブレンドとアメリカンくらいしかないお店があるなんて知らなかったんですけど、まぁたまたまそのよったお店は豆で分けて出してくれるお店だったので、マンデリンを頼みました。
カッコつけてブラックで飲みました。
でも詳しい人の役なので、「マンデリンしか飲んだことありません」てわけにもいかんだろうと思い、稽古場に行くたびにそのお店によって、違う豆も頼んでみました。
カッコつけてブラックで飲みました。
そうすると確かに豆ごとの風味や味が違うということがわかりまして。
そこからなんとなく色んなお店で飲み比べるようになりました。
それからしばらく後に、劇団の企画に参加してくださった女優さんがアルバイトをしている喫茶店が割と家の近くにあることを聞き、そこを訪れるようになりました。
そこも豆で分けて出してくれるお店です。
ちなみにそこはサイフォンで一杯一杯淹れてくれます。
そんなこんなで珈琲派になった僕です。
そういえば蕎麦を食べるようになったのも、蕎麦好きの人の役をやってからですね。
なんというか、主体性がないなぁと思います。