「国立シャークス みんなが上手くなるチーム」ってどういう事? | 国立シャークス

国立シャークス

国立市学童軟式野球連盟所属

このブログを開いて頂いた皆様

こんにちは

国立シャークス 副代表兼Aチーム監督

真野と申します。

 

チームHP冒頭で

「国立シャークス みんなが上手くなるチーム」

と大きく表示されますが、

これはどういう事か。本当に上手くなるのか。等々疑問に思いますよね。

このブログで少しでも幣部の野球に対する取り組みや、指導実績が伝われば良いと思います!

基本的に、入部するチームを探している父母の方々向けの文章になりますが、幣部の様な中堅チームが考えている事や、とりまく状況を赤裸々に発信する事は少ないように感じるので、他チーム様の参考にもなってくれれば幸いです!

 

まず始めに、

弊部所属のご家庭には、

野球に対する考え方がライトなご家庭もあれば、

ガッツリ野球一家なご家庭もあります。

中学で強豪シニアを目指す選手、とにかく野球を楽しみたい選手、習い事と併用している選手etc、、

様々な環境の選手が所属していますが、

皆、卒部の日を迎えるその日まで、少しでも野球が上手くなって欲しい!!

一つでも多くの成功体験を積んで欲しい!!

その一心で日々の野球生活を過ごしています。

 

みんなが上手くなる為に実践している

[球数確保]

[全選手のプレー機会確保]

[投げ方、打ち方の教えすぎ注意]

この三点が弊部の特徴だと思います。

 

一つずつ軽く説明します。

 

[球数]

学童野球が進化する昨今、

どのチーム様も創意工夫して、各選手の順番待ちを減らし、受ける球数を確保している事と思いますが、

弊部でも球数を意識した練習をメインに練習しています。

 

 

[練習例]

 

 

 

 

高学年なるにつれて、勝つための練習として、

フォーメーション練習やポジション固定した練習が増えていく物ですが、所属全選手に野球の必須技術を習得してもらいたいので、同じメニューをグループ毎で巡る、サーキットドリル的な練習をする事が多いです。(このノックは逆シングル,ここはシングルハンド、ここは両手等々)特に全員内野手がある程度出来るようにしてあげたいと考えています。

 

また、月並みですがキャッチボールを凄く大事にしています。

(1体1で常にボールに関わる。究極の球数練習は、実はキャッチボールでもあるのです。)

 

例え学童時代で野球を辞めたとしても、将来自信を持って野球経験者を自負できる能力を身に付けさせてあげたいのです!!

 

 

ただ、基礎練習だけやっていても試合には勝てないので、その基本理念を持ちつつ、各選手が試合で輝く為の個別練習を行ったり、目標とする試合に向けて必要な実践練習を集中的に行ったりします。もちろん全員参加で。

少し余談になりますが、選手達は試合に勝つための実践練習が大好きです。と、言いますか試合に勝つ事が大好きです。

勝利至上主義を否定する声をよく耳にしますが、選手達は大人達が思うより負けず嫌いですし、ある意味勝利至上主義者です。

実践練習と基礎技術習得のバランスを見つつ、ある程度大会で勝ちつつ、選手のモチベーションを維持する。

これが学童野球指導の難しさと醍醐味だと感じています。

話は少しそれましたが、以上が弊部の[球数]を意識した指導方法になります。

 

次に

 

[全選手のプレー機会確保]

に、ついて。

弊部では全選手に試合経験を『なるべく』多く積んでもらうのと同時に、時にはチームを遠征組と練習組に分けて活動します。

ここでのプレー機会とは、試合に関わらず全てのプレーの事を指します。

 

遠くまで遠征に行きました。

試合には勝ちました。

が、うちの息子は最後の最後で一瞬守備に着きました。帰宅しました。先週も同じでした。

 

これって辛いなぁと思います。

物は言い様で、ベンチワークが、とかチームワークが、とかあると思うんですけど。

 

自分が選手だったら間違いなくつまんなくなります。

 

とは言え、公式戦では怪我等で選手が8人になってしまえば棄権になってしまうので、一人は残すのがセオリーですし、選手達が目標にしている様な試合で、明らかに悪手と思われる交代を、出場機会の為に作る。そして上手くいかず敗戦。自分が出してもらった選手なら勘弁して欲しいと思う。と思います。

と、言う様に。弊部でも遠征に行ったが全く出場無し。という事はゼロでは無いです。

そこで、いっその事遠征には連れていかず、遠征に行くのと同じ時間、しっかり練習をする機会を設ける事にしました。

もちろん、実力拮抗で誰が出てもしっかり試合になる状態がベストですが、冒頭で述べた通り、

選手を取り巻く家庭環境は様々。

また野球を始める時期も様々。

一人一人にとってベストな選択を都度行える事が大切だと考えています。

時にはあえて全員で遠征に行く、役割や意味を持って帯同させる。等、選手の経験の為に『試合を上手く使う』事も取り組みの1つです。

 

試合の話のついでに、

弊部の現在のレベル感ですが、三多摩大会という東京の多摩地区のチームはほぼ出ている大会で、ベスト8〜16辺りにコンスタントに顔を出します。

また、各ローカル大会では準決勝、決勝辺りに顔を出す事もしばしば。という感じです。

人数編成にもよりますが、毎年その辺をバロメーターにチーム力を上げていくイメージです。

三年前に東京都三位になった経験もありますが、それはまた別の機会にお話出来ればと思います。

 

最後に三つ目

 

[投げ方、打ち方の教えすぎ注意]

です。これは賛否両論あると思いますが、

誤解を覚悟で私達の考えを書かせて頂きます。

 

選手は一人一人筋力も体格も違います。

投げ方打ち方は一人一人違って当然です。

そもそも、『打つ』『投げる』と言う超高速運動を、完璧に『教える』事が出来るのだろうか?と、思います。

私は身体の構造そのままの動きで伸ばす事が、上達への近道だと考えています。大人達がセオリーと思うモーションは、その選手にとってのベストモーションとは限らないからです。但し、明らかに間違った方向に進んでいれば、大筋で正しい方向に誘導しつつ、『無理に形を矯正し過ぎない事』で各々オリジナリティ溢れるピッチャー、バッターに成長していくのだと思います。

 

選手が自分のベストモーションに気付くには、気の遠くなる様な球数や経験が必要になってくると思います。その気付きの瞬間を選手が迎える為に、我々大人は、時間、場所、労働力を準備しなければならないとおもいます。

また、指導内容の一例ですが、弊部では全員にショートスローを習得させます。内野手がゲッツーの時に下からピュッと投げるあれです!

その他、神経系が発達著しい年代に、出来るだけ多くの事が出来るように指導して行きます。

色々書かせて頂きましたが、何より大事なのは、失敗を咎めないことだと思います。選手は皆、暴投を投げたくて投げる訳では絶対に無いので。

 

以上三点を柱に、

弊部では中学、高校に繋がる指導を念頭に置き、活動しています。

その他、父母のお手伝いの実情、等々

今後もこのブログでお伝えして行ければと思います。

 

それでは!良い野球生活を!