悠人です。
この記事は以前書いたものに少し手を加えて再配信しています。
初めてこのブログを訪れて下さった方々に、
「ひらがな」の起源を再度知っていただくためです。
折角使っている日本語。
再発見の旅にお付き合いください。
特にお子さんがいらっしゃるご家庭では、
ご家族の皆さんがきちんとした日本語をお子様にお伝えする必要があると思います。
お子様が大きくなって恥をかかないように…
今日の「ひらがな」は 「す」です。
「す」 の 語源は分かりやすいと思うのですが、いかがでしょうか。
「寸」 です。
すぐに分からなかった方も ゜そうだよねぇ、、”と 相槌うってくださるのではないでしょうか。
「ひらがな」は「草書」から出来ています。
見ていただいている「楷書」は、時代的に「ひらがな」が出来てから日本に入ってきていますので、
「ひらがな」を見る際には「草書」を見た方が、
よりすんなり理解できることが多いです。
では「草書」です。
「草書」が日本に入って来た時期は、
漢字だけで日本語を綴っていたのですが、
徐々に「漢字」以外のもので、
もっと日本らしさを出しましょう、という機運が高まって、
「ひらがな」が出来る道筋が出来たわけです。
時間を掛けて「漢字」が「ひらがな」に変化します。
その変化時期に書かれた文字を「草仮名(そうがな)」と呼びます。
「草仮名」を見てみましょう。
筆で一筆で書くとこのようになって、ひらがなの「す」に行きついたわけです。
「す」 を書くときに、 下に ちょこっと 尻尾 みたいなものが 出ているのですが、
本来、 その尻尾は もともと無いものなんですよぉ。
「寸」 の最終画の点を打って、次の文字に移る時に 派生的に現れたものなんです。
もう一つお伝えするならば、
「丸く返したところを、縦線に触れさせない」のが正式な「す」なのです。
理由は 非常に簡単で、漢字が 「寸」 ですから
3画目の 点 を打ってから そのまま筆を 下に下げると
「横の縦線に触れない」ってことなんです。
「ひらがな」はじつに奥深いものです。
もっと詳しく知りたい方は、
下記の教材をご覧下さい。
豊かな一日になりますように…
悠人でした。
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更に「ひらがな」について詳しくご興味がある方は、
をご覧下さい。
(1) 美文字「ひらがな」 全46文字
上記の第1巻から第10巻を1冊にまとめたものです。
「あ」から「ん」までたっぷりご覧ください。
価格: 498円
御心配な方は、(1)の10種類の中から1つを99円で買っていただいて、
内容が良ければこちらをお買い求めください。(約半額になっています)
(1)の10種類の中の、第8巻(や行)と第10巻(わ行+ん)は文字数が少ないので、
同じ99円でもちょっと割高感がありますので、ご注意ください。
また、それぞれの「ひらがな」に選ばれた「漢字」は
どのような意味を持って生まれて来たのかご興味がある方は、
是非ご覧ください。
「ひらがな」の「め」(表紙の右端に上下に並んだ5文字)
『女』の文字が時を経て「め」になっている様を表しました。
ひざまづいて作業をする女性の様はじつにリアルです。
(甲骨文字) 今から約3500年前でしょうか。
篆書(てんしょ)。始皇帝の時代の文字です。
起源前250年ころ。
隷書(れいしょ)。文字を書く必要性から、書きやすい文字の開発が行われました。
政治や宗教にじつに重要な伝達、記録手段です。
隷書のあと、「草書」、「楷書」、「行書」は独自の書法を確立します。
日本に先に入って来たのは「草書」です。
その「草書」から「ひらがな」は生まれました。
本教材は図解でその流れを、全「ひらがな」で見ていただけるようにしました。
価格: 250円
HPにも遊びにいらしてください。こちら
皆さん、ご健筆を。
悠人でした。