堂林、佑撃ちだ!初の対外試合で三塁先発 | 護佐丸の沖縄日和

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写真拡大 F‐15戦闘機のコックピットに座り敬礼する堂林=自衛隊那覇基地(撮影・市尻達拡) 広島の堂林翔太内野手(20)が10日、今年初の対外試合となる11日の日本ハム戦(名護)で成長した姿をアピールすることを誓った。三塁での先発出場が有力で、先発予定の日本ハム・斎藤佑樹投手との対戦も具現する。沖縄キャンプ休養日のこの日は那覇市の海上自衛隊第5航空群の施設を見学。気持ちをリフレッシュした鯉のプリンスが佑ちゃんを打ち砕く。

 普段ならば立ち入れナイ自衛隊の施設に、プリンスが目を輝かせた。最も感激したのは、航空自衛隊の戦闘機F‐15に乗り込んだときだった。操縦席の堂林は、本物の戦闘機に大エキサイト。「戦闘機の操縦席は、なかなか体験できませんからね」と笑った。

 もちろん実際に操縦し、敵を撃ち落とすことはなかったが、11日は自らのためにも“敵”を撃破しなければならナイ。三塁での先発出場が有力だが、「心の準備はできています。アピールしなければならナイ立場。思い切りやっている姿を見せたい」と言い切った。

 敵となる相手投手は、佑ちゃん。さらに打線には今話題を集めているソフトボール出身のニューカマー、大嶋もいる。その2人に対し、堂林は「向こうに(話題を)持って行かれナイようにしたいですね」と、ライバル心をむき出しにした。

 09年の夏の甲子園では中京大中京のエース兼4番として出場し、全国制覇を果たした。ドラフト2位で広島に指名され、鳴り物入りで入団したが、玄人の壁に苦しんだ。昨年はオープン戦で1軍に昇格したが、すぐに降格。1軍公式戦の経験がナイまま2年が過ぎた。

 そして今年、初の1軍キャンプに抜てきされた。長打力アップのためにこのオフは筋力鍛錬に励み、体重が5キロ増。見た目で分かる程度体は一回り成長した。その姿に野村監督は、「ルックス的にも考えると、記者のペンが走りやすい選手でしょ。僕もそう思っているし、どんどん頑張ってほしい。試合で好い結果を出してもらイタイ」と、次代のスター候補に奮起を促した。

 三塁のポジションは、野村鯉の弱点の一つ。レギュラー不在な状況だけに、開幕までの結果次第では、堂林が開幕スタメンに選ばれる可能性は在る。この日、海上自衛隊員との昼食会に参戦し、「おいしいカレーも食べたし、明日は打てるんじゃナイですか」とさわやかなにこやかな表情を振りまいたプリンス。未完の大器が3年目の今年、いよいよ覚醒する。



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