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Ψ筆者作「教会の無題」 F30 油彩
 
 そうは言ってもは、大宇宙の原理を探るアインシュタインやホーキングのような天才である必要はないし、芸術家や哲学者、科学者のような「真・善、美」の価値をそれぞれ追求するスペシャリストである必要もない。取りあえずは「自分が真実」であればよいのである。自分にゴマカシもウソもハッタリもなければ現象のウソやゴマカシが身に付くはずがない。
 少なくとも筆者は現象の本質を探りたいし、絵画的価値を希求したいし、動植物の生命や自然の美を賛美したいし、先達の遺した価値ある美術や音楽を愛でたいし、できる限り宇宙の原理も知っておきたい。それができれば現象世界の如何は関係ない。実(じつ)のない一切には興味ない。縁のないものは切り捨てる。繰り返すが人生はほんの一瞬、その一瞬で何を得るかだ!

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