当出版物は最終校正、色校正等総て終了、愈々製本の段階に入った。既にどんな内容かを問う声いくつかあり、それに応えるべく事前に目次を公開する。乞う御期待!!
≪佐伯祐三 哀愁の巴里 -今解き明かされる衝撃の真実ー ≫
早稲田出版
第一部 佐伯祐三 その創造と病 白矢勝一
一.佐伯祐三との出会い 序に代えて
二.佐伯の軌跡
1.生い立ちと性格
2.推論・なぜパリに急いだか?
3.佐伯周辺の女性たち
4.米子の足の悪い理由と年齢についての考察
5.佐伯作品はどのようにして世に出たか
三.佐伯の芸術
1.「このアカデミズム!」
2.下落合時代
3.佐伯の線
4.モランの荒行
5.もう一つの傾倒
6.佐伯と芹沢光治良
7.佐伯と宗教性
8.実景と佐伯の造形性
四.佐伯の病気
1.佐伯は精神分裂病!?
2.結核について
3.死の引き金かモランの荒行
4.発病
5.精神に異常が
6.佐伯と医師
7.さて佐伯は何を注射されたのだろう?
8.まとめ
五.佐伯の晩年
1.プロローグ
2.脱走事件
3.なぜクラマールの森へ行ったのか
4.自殺未遂はあったのか
5.考察
6.さて真実は
7.佐伯の死亡日は何日?
8.佐伯の死の三日前
六.贋作事件
1.経緯
2.「吉薗資料」の破綻
付録 因縁話
第二部 佐伯芸術の土壌 吉留邦治
一.佐伯の周辺
1.本邦洋画の黎明
2.在野の萌芽
3.夭折の画家たち
4.「中村屋サロン」と下落合
5.今日に生きる佐伯芸術
二.佐伯の造形性
1.手製のキャンバス
2.早描きの秘密
人名索引その他