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Ψ筆者作上「ピエールドロンサール」デッサン
    下「阿修羅」油彩 SM

≪ピエールドロンサール≫
 今年のバラも早シーズンを過ぎようとしている。蕾は出来るが満足な開花を見ることなく枯れてしまうのもある。全然咲かないのもある。オフの管理の問題かもしれない。難しいもんだ。
 さてロンサールはオールドローズではないそうだがオールドタイプ。昔風のバラだ。典型のこれはデッサンは難物!最初っから描けるもんなら描いてみろと言った風情だ。
 まず花びらが微細に複雑に重なりかつ花ビラ一枚一枚にモコッとした柔らかな質感がある。しかしそれに拘るとコロッとした立体感の表現が疎かになる。
 私のバラのデッサンはタブローのメモなのでできるだけ正確に描きたいが、花ビラの正確描写は不可能。ここはタブロ-を描くように描いた方が良いようだ。
 さてその難しいオ-ルドタイプ(というよりそれしかなかったのだが)の名人がいた。「我が師」ファンタン・ラトゥール。その名は品種名にも残る。
 一方拙宅の一番高いところに咲いている品種名不明のバラがある。野バラのような野性味がある。これの「品種名」。ラトゥールに肖って「阿修羅」とつけた。上の作品。