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Ψ 上 人っ子ひとりいない「オーヴェール・シュル・オワーズ」の駅
  下 ヴァンサンとテオ、ゴッホ兄弟の墓
            (いずれも撮影筆者)

※ヤフー掲示板「どうしたらうまくかけるの」より援用

 パリ・オステルリッツ駅(だったかな?)を出たらほどなく町全体が公園のようなその美しい景色を過ぎ、印象派の梁山泊ポントワーズを過ぎ、私がその駅に降り立ったのは8月下旬頃だったでしょうか?
 同じ様に私も一人だけでした。どうしてあの辺りはあんなに静かなのでしょう?
 夏の終わりの明るい陽射しに木々や家々が長い影を落とし、街に人気なく、大きな黒い犬が一匹、胡散臭そうにこの異邦人を見てるだけで、街全体が昼寝してるようでした。
 麦畑は未だそのたたずまいなく、蔦に覆われた愛らしいゴッホ兄弟の墓を探し出した時は、ああ、あのゴッホがこの下に眠っていると感無量でした。
 例の教会で腰を下ろし、一軒だけ開いてた店でエビアンを買い喉を潤しました。教会はゴッホの絵のイメージよりずっと大きく、全体を入れたあの構図は何処で描いたのだろうと思いました。
 セザンヌの「首吊りの家」も探したのですが見つかりませんでた。